秋保温泉 (あきうおんせん)
【交通】
車:東北自動車道仙台南ICより国道286号線、以後県道経由で約10KM。
案内看板が出ているのでわかりやすい。観光客用の公共の駐車場は特になく
共同浴場近くの神社の駐車場か、少し離れた場所の明示された駐車場を利用する。
マピオンでの周辺地図
【共同浴場】
1軒「秋保温泉共同浴場」
@秋保温泉共同浴場
仙台市太白区秋保町湯元薬師100 022−398−2774
立ち寄り入浴時間 7:00〜21:00(6〜9月は6:30〜) 300円
第2・4水曜日定休
【宿泊施設】
大型のホテル・旅館他民宿などたくさん。
仙台市秋保商工会
【泉質等】
ナトリウム塩化物泉。無色透明、匂いなし。
甘いような、酸っぱいような味を何となく感じる。
キシキシした感触の、熱いお湯。
【効能】
リウマチ、腰痛、神経痛など。
【共同浴場の風呂】
男女別の内湯のみ。タイル張りの浴室で、5〜6人弱入れる位の大きさの浴槽。
| 名前は知っていたけれど、行ってみてびっくりという感じの温泉地でした。 何に驚いたかって、温泉街の旅館やホテルのあまりにも巨大なこと。 私は普段は山奥の民宿とか、静かな環境のところに泊まることが多いので、こういう眺めにはあまり慣れていないのです。 でも大きな旅館やホテルが沢山、というのだったら、鳴子温泉や渋温泉、和歌山の白浜なんかも、 同じように大型旅館だらけだったりするのですが、それらとは全く違う雰囲気なのです。 |
温泉街の中心に、地元の人が利用する共同浴場があるので出かけてみると、明らかに観光客と思われる人たちが長蛇の列、、、。
共同浴場の建物の大きさからしてそれほど浴室は広くはないはずなので、その日は諦めて
後日改めてすいていそうな時間を狙って入りに行きました。
思ったとおり、浴室は小ぢんまりしており、5,6人入れそうな浴槽が1つと、その周囲に洗い場があるのみ。
夕方早めの時間だったためか、入っていたのは殆どが地元の人と思われる人たちばかりでした。
お湯は無色透明、無臭で癖のないやわらかめのお湯。ちょっと熱めだったというのと混雑してきたというのもあって、
かなり早めにあがってしまいました。本当はもう少しお湯を堪能したかったのですが。
地元の人たちでいっぱいの共同浴場の雰囲気は、私があちこちで経験してきたものとなんら変わりはないものでした。
この温泉地に住んでいる人たちが、家族で入りにくる。しかし夜になると(週末などだけかもしれませんが)観光客が沢山並びます。
ここに並んでいる観光客は、おそらくこの温泉街の大型旅館に宿泊している人たちだと思われます。
宿に大浴場はあるはずなのに、なぜこの小さな共同浴場に入りにくる人がこんなに多いのか。うまく言葉では説明できませんが、
何となくわかるような気がしました(私はこの温泉街から離れた場所に宿泊していました)。
この温泉街はあまりにも高級感を漂わせすぎています。その高級感も、本当の意味での高級感を追求したものではなく、
バブルの影を引きずっているように見えます。要するに、ただ単にお金をかければ良いという感じで、悪く言えば成金ぽい。
それに加えて、温泉街の中には宿以外の店が非常に少なく、おみやげ物やさんなどは見当たりません。
地元の人が利用するスーパーやコンビニはあるのですが、観光客向けのものは殆どないのです。お土産は宿の売店で、ということなのかも。
鳴子や渋温泉なども大きな旅館、ホテルが立ち並んでいます。しかしそれだけではなく、観光客向けの店もあるし、
地元の人向けの店もあるし、みんな夜になっても温泉街の中を浴衣姿でそぞろ歩いています。勿論地元の人も沢山。
しかし秋保は、この温泉街だけが周囲から孤立しており、地元の人とのふれあいも生活の匂いも、
観光向けの娯楽や良い景色も、何もない。あったのかもしれないけど、巨大ホテルが乱立して隠してしまったかのよう。
あまりにも人工的過ぎて、とても寂しい光景に見えてしまったのは気のせいでしょうか。
私もあちこち泊まり歩きましたが、こういう高級旅館には縁のない旅行ばかりです。
しかし部屋に鍵のかからない民宿であっても、裏の川で釣れた魚や
何時間もかけて竈で炊いた煮豆などが夕食に並ぶと、たまらない贅沢を感じます。
贅沢の質は個人個人で決めればよいことで、私はその温泉街の姿勢に文句をつける気はありません。
ただ現代人が温泉に求めているものと、秋保が追求してきたものが、すれ違ってきていると感じているだけです。
もうバブルの幻は終わったのです。個人客は求めず、会社の慰安旅行だけで稼いでいくつもりなら今のままで十分ですが。
熱海が時代の流れを読めずに衰退の一途をたどってしまったのと同じ匂いを秋保には感じます。
ちゃんとお湯を大切にしている民宿などもあるのに勿体無いです。
どうかあの巨大な箱物の群れがゴーストタウンのようにならないですむように、と願わずにはいられません。
以上、2002年5月訪問
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久しぶりに、秋保の共同浴場へ行ってみました。 小ぢんまりした建物は、周囲の巨大な宿とは全く違う雰囲気。 受付のおじさんもとても優しげな笑顔で迎えてくださり、 「ああ、やはり共同湯だな」とほっといたしました。 |
| 浴室はシンプルで、3〜4人入れる浴槽と洗い場だけ。 タイル張りの浴槽には、透明のきれいなお湯が溢れています。 キシキシする感触、お湯のいい匂い。 冷えていた体を熱めのお湯が温めてくれて、 一気に体中がほぐれるように感じました。 |
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| 湯上りに脱衣所で常連さんたちが和やかに話す様子は、 私の大好きな共同湯の雰囲気そのものでした。 2002年に来た時と温泉街の印象は変わりませんが、 それでも共同湯に地元の人々が集う、そのあたたかい様子は、 私の気分をとても和ませてくれました。 温泉街と共同湯は、やはり違う立ち位置にいるように私は感じます。 でも、それでもいいかな、と常連さんたちの笑顔を見ていると思えます。 こうして地元の人々が集えるお湯がある。それだけでもいいではないか。 脱衣所の片隅で常連さんたちのおしゃべりを聞きながら、ふと心が軽くなるのを感じたのでした。 |
【最終訪問】
2006年12月