青根温泉(あおねおんせん)

【交通】
 車:東北自動車道蔵王ICより県道を山形蔵王温泉方面へ
    西へ進む。ICより約13KM。遠刈田温泉より2〜3KM先へ進む。
    温泉街の中に広い共同の駐車場があるので、そこに停める。

 マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 2軒。「大湯」「名号湯」
 いずれも近所の商店で入浴券を購入し、それを
 設置された箱に入れる。箱に直接現金を入れるのではない。

 *2006年に新しい共同浴場が完成し、「大湯」「名号湯」には入浴出来なくなりました。
   「大湯」の建物の老朽化のためです。湯でたこは新しい共同湯には未入浴。
   なので、下の記事は「かつての大湯(名号湯)はこんなお風呂だった」という読み物としてお読みください。
 *その後新しい共同浴場に行ってきました。レポート追加あります。


 @新共同浴場「じゃっぽの湯」
    宮城県柴田郡川崎町青根温泉    0229-87-2112
    立ち寄り入浴時間 6:30〜21:30 300円 定休日失念
 @足湯2件「停車場の湯」「朝日の湯」
    「停車場の湯」は温泉街のメインストリートに面しているのですぐわかる。
    「朝日の湯」は、「名号湯」横の道を入っていき、どんどん山のほうに登っていくとある。
    「停車場の湯」は冬季休業。清掃時間以外はいつでも利用できる。無料。

【宿泊施設】
 数軒あり。

 @青根温泉観光協会 0224−87−2204
 @青根温泉公式サイト

【泉質等】
 アルカリ性単純泉。無色透明、無味無臭。
 源泉温度は42〜56度。
 もうひとつはナトリウム硫酸塩炭酸水素塩泉。源泉温度は49.2度。
 笹にごりのお湯で匂いは無く、炭酸を感じる味。

【効能】
 神経痛、胃腸病、婦人病、リウマチなど。

【風呂】
 共同浴場はいずれも男女別の内湯のみ。
 「大湯」は浴槽も浴室も長く、立ち寄りの入口と反対側にも
 出入り口があり、そこは旅館「不忘閣」から直接ここに
 入ることができるようになっている。
 「名号湯」も入口が2つあるが、両方とも立ち寄り入浴の
 出入り口。脱衣所も両方にある。

 「じゃっぽの湯」は男女別の内湯のみ。タイル張り。
 L字型の浴槽に、無色透明のお湯が溢れる。シャワー、カランなど完備。


まだ深夜ともいえる時間に家を出てのんびりと運転しこの青根温泉に着いたのは午前8時頃でした。
まだ時間的に早かったので入れるかどうか不明なまま
「入浴券販売」の貼り紙のある商店にたずねてみると丁度8時からとのこと。
商店のご主人が「良いお湯ですよ」とにこにこしながらお釣りを渡して下さいました。
共同浴場は2軒ありましたが、まずは「大湯」から。

 

まだ朝早かったためか、誰も入っていませんでした。
掛湯をしてから体を大きな湯船に沈めると熱過ぎずぬるすぎず丁度よい温度。
さっぱりした感じのお湯で、5分も入っていると顔や頭皮から汗がじんわりと出てきます。
温まったら出て冷えたら又入ってと繰り返して、すっかり温まりました。
アルカリ性単純泉ですがぬるぬる感はあまりなく、癖のないお湯ですから
どなたでも楽しめると思います。

 

もう1つの共同湯、「名号湯」です。
大湯から歩いて2分ほどの場所にあります。
大きな通りから少し引っ込んだ場所にありますが、
実はここより先にも温泉宿が沢山あって、こちらが温泉街のメインストリートなのです。

 

タイルの浴室、木枠の浴槽。きれいなお湯が溢れています。
静かにお湯が流れる音だけが響く、とても静かな共同湯です。
しかしオンシーズンともなると、大湯も名号湯も結構混雑します。
静かな温泉地ですが、お湯がいいために人気も高い。

 

温泉の歴史は古く、伊達藩の御殿湯として栄えた温泉です。
仙台からもそれほど遠くなく、山の中ながらも道がしっかりしているので
車でさっと来る事が容易です。
自炊滞在する湯治客も多く、観光地としての位置づけよりも
湯治用の温泉地といった感じです。
でもお湯が良いのでツーリングなどの途中で訪れる人も多く、いつも昼間はそれなりの人出です。
でも、わかるなあ。本当にいいお湯ですから。

 

【追記】

ようやく新しく完成した共同湯へ行くことができました。
「大湯」「名号湯」は入り口が施錠されており、もう利用できなくなっていました。
老朽化が原因での利用中止らしいので、そのうちまた宿の内湯として復活するかもしれません。

 

新しい共同湯は駐車場が隣接しており、
とても混雑しているようでした。
あまりに混雑しているようなので、昼間の立ち寄りは避けて、
夜、改めて訪問しなおしました。
大人気のようで、よかったですね。

 

浴室はタイル張り、L字型の浴槽に無色透明のお湯。
肌に優しい、青根のお湯そのままです。
しばらく行っていなかったのですが、お湯は健在なようで嬉しい。
ちょうど良い温度で、開けた窓から入ってくる風に吹かれながら、
ゆっくりと入らせていただきました。
夜で照明が暗いので、写真の色味が少々変わっていますね。

 

湯出口からはこのくらいの量で、ずっとお湯が出続けています。
地元のなれた人は洗面器でこのお湯を汲み、あがり湯にしていました。
まだ出来たばかりで、旧浴場に比べると情緒に欠ける点はあるものの、
青根のお湯の良さは生かされているように思います。

 

今まで青根温泉へは立ち寄りばかりだったのですが、
「名号湯」近くに、とてもそそられる外観の宿を見つけたので、
今回は宿泊してみました。「岡崎旅館」さんです。
真冬にこのあたりをうろうろしていて、この外観に一目ぼれ。
湯治プランで宿泊させていただきました。

この電話機は現役

 

この建物は明治時代に建てられたものだそうで、
確かに古いは古いのですが、そのぶん情緒があります。
きれいに手入れされており、窓からの眺めもよい。
そして勿論、良質の温泉に入ることが出来ます。

 

そのお風呂が、これです。
昔はさぞかし、モダンなお風呂だったのでしょうが、
平成の世では、レトロな雰囲気を感じるものとなっており、
そこがとても、いい。
とにかくよく温まるお湯で、ツルツル感も強い。
お湯もいいし、雰囲気もいいし、いうことなしです。

 


湯壷
新しい浴場には新しいよさがありますが、
古い浴場には、年月を重ねないと絶対に醸し出せないよさがありますね。
それをこの岡崎旅館のお風呂で、とても感じました。
一泊の間に、何度も入らせていただきました。

カランだけというシンプルさ

 

さて、先ほどの建物は「岡崎旅館」さんの旧館という位置づけで、
新館はこちらとなります。
こちらにもお風呂があって、宿泊者はどちらのお風呂も
利用することができます。

 

5〜6人入れる大きさの、四角い浴槽。
大きな窓の外には、緑がまぶしいくらいでした。
大きな浴槽になみなみと注がれたきれいなお湯。
ここのお湯は大きな特徴はないのかもしれないけれど、
何度来ても、本当にいいと思える、魅力のあるお湯です。
初めて来た時も感動しましたが、その感動が今でもあるのです。

 

青根温泉には足湯が2箇所あります。
ひとつは「停車場の湯」。バス停近くにあるので、そう名づけられています。
総木作り、屋根もあるので、雨の日でもOK。
タオルも置いてくださっていますが、一応自分で持参しましょう。
大湯のお湯が使われています。

 

適温の、肌にやさしいお湯。
壁には温泉街の催しの案内や、昔の運賃表がはってあります。
このあたりは鉄道はなく、昔からバス便でしたが、
そのバスの運賃と、JRで遠出する場合の運賃が書かれています。
昔から人が生活してきた歴史がここにあることを
しみじみと感じさせてくれるものでした。

 

もう一つの足湯「朝日の湯」は、温泉街横の小高い場所にあります。
こちらも総木作りで、立派なもの。
上り坂ではありますが、道はちゃんと舗装されており、
登山道のような道ではないので、大丈夫です。

 

こちらは「不忘の湯」源泉で、少しお湯が違います。
ほのかに緑色に見える、笹にごりのお湯。
冬でもこちらは開放しているだけあって、少し熱めらしいですが、
足湯として利用する分には、それほど熱さを感じませんでした。
むしろ、ちょうどいい感じです。
小高い場所で足湯をつかいながら、景色を見下ろすのは爽快です。
今後もちょくちょく訪れて、このいいお湯に浸かりたいものです。

 

【最終訪問】
 2006年6月

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