荒屋鉱泉(あらやこうせん)

    【交通】
     車:駐車スペースがないので(周辺にも駐車場なし)、電車と徒歩をおすすめ。
     電車:説明がとても難しいので、地図を参照のこと。路地の奥にあります。

       マピオンでの周辺地図

    【共同浴場】
     温泉銭湯1軒「荒屋鉱泉」

     @荒屋鉱泉
       富山県射水市八幡町3-1-11    0766-82-5707
       立ち寄り入浴時間 10:00〜23:30 370円 木曜日定休
       *湯でたこが立ち寄った時には、12:00〜になっていた。
         原油高が原因であるらしいので、そのうち戻るかもしれないが、現在は12:00から。

    【宿泊施設】
     なし。

    【泉質等】
     効能書きが見当たらなかった。このあたりの地下水は色々な成分を含んでおり、
     まるっきり鉱泉なのだが、その地下水を利用している。
     茶色く濁ったお湯で、肌触りは普通。
     見た目の強烈さに反して、無味無臭。

    【効能】
     不明。

    【風呂の様子】
     男女別内湯。鉱泉浴槽は1箇所で、他は入浴剤などを入れた真湯。
     3〜4人入れるほどの小さな浴槽で、常時加熱されており、熱い。
     鉱泉の追加は自由。脱衣所が広く、雰囲気も素晴らしい。


新湊あたりの地下水は、食塩やその他の鉱物を多く含んでおり、
鉱泉の状態になっているそうです。
やはり目の前が海だというのが、影響しているのでしょうか。
荒屋鉱泉でも、その地下水を利用しています。
レトロな外観も素敵な、この鉱泉銭湯へ立ち寄らせていただきました。

 

東京の銭湯の経営者には、富山や新潟出身者が多いそうですが、
やはり富山の銭湯は、奥に浴槽が鎮座する関東形式です。
大きな浴槽は真湯。入浴剤が入って、色がついています。
鉱泉はその向こうに見える、小さな浴槽。
鉱泉の周囲だけ、タイルの変色が見られます。

 

見た目からして、濃そうなお湯です。
これが当たり前のように地下水としてあるのですから、すごい。
入ってみると、思いのほかさっぱりとした感触で、
湯上りのべたつきもそれほど感じませんでした。
ただしお湯は激熱。常時加熱しているようで、皆さんどんどん鉱泉を足していました。
そのためか、ほぼ掛流し状態で、常にお湯が溢れていました。
やはり真湯よりも、鉱泉は人気。小さな浴槽に、沢山の人が入っていました。

 

この銭湯の素晴らしさは、お湯だけではありません。
私はここの脱衣所にえらく感動してしまいました。
とにかく広く、開放感がある。
銭湯の脱衣所は俗に「板の間」と呼ばれますが、
板張りだけでなく、畳のスペースもあるのです。

 

これがその畳スペース。ね、いいでしょう?
冬はお風呂からあがった常連さんたちが、ここでお茶など飲みながら、
縁台将棋ならぬ板の間将棋や碁に興じるのでしょうか。
なんというか、最高ですね、こういうの。
私が頭に思い描く、理想の形の共同浴場です。
こうしてお互いの交流をはかって、昔から生活してきたのですね。
心まで温かくなる銭湯でした。

 

すぐ近くに、源泉というか、地下水のポンプらしきものがあります。
水路を茶色く染めて、どんどん流れていきます。
銭湯はお風呂に入るだけの場所ではなく、地域の交流を兼ねた、大切な場所。
そのことをこの荒屋鉱泉で、しみじみと感じました。
どうかこのまま、次世代へも残して欲しい。心からそう思える銭湯でした。

 

    【最終訪問】
     2006年5月

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