温海温泉(あつみおんせん)

【交通】
 車:山形自動車道鶴岡ICより国道7号線を海沿いに南下、
    その後県道に入る。ICより約30KM。
    公共の駐車スペースはなく、温泉街からかなり離れた場所に駐車した。

   マピオンでの周辺地図     

【共同浴場】
 3軒。いずれも地元の人のための共同浴場なのだが、外来者も利用できる。
 利用料金は200円。脱衣所に設けられた料金箱に入れる。おつりはないので小銭を用意。
 これら入浴のための共同浴場の他に、足湯が2箇所、飲泉所が2箇所ある。

 @正面湯:営業時間 11:30〜翌朝9:30。ただしこれは地元の人の時間。
        観光客は6時〜21時までとなっている。
 @第1浴場:営業時間は正面湯と同じ。
 @湯の花公衆浴場:営業時間は14時〜22時まで。

【宿泊施設】
 旅館、ホテルなど沢山。

 温海町観光協会の公式サイト

【泉質等】
 含食塩および石膏硫化水素泉。源泉温度は52度。無色透明、微かな塩味と甘みを感じる。
 第1浴場では白く細かい湯の花を見ることが出来る。 

【効能】
 切り傷、火傷、皮膚病など。飲用では胆石や金属中毒、整腸作用、尿路結石など。

【共同浴場の風呂】
 いずれも男女別の内湯。タイル張りで熱めの湯が注がれていて、掛流し。
 「正面湯」は最近建てかえされて新しく、シャワーなどの設備もある。
 「第1浴場」は湯出口が浴槽の底の方にあり、間歇的に熱い湯が出ている。
 その近くに居るとときどきとんでもなく熱いお湯が出てくるので注意。
 「湯の花公衆浴場」は1軒だけ離れた場所にあり見つけにくい。

【湯でたこの感想】
 温海こけしで有名な温泉地です。開湯は1000年頃、湯治場としてのスタートは
 1600年頃と言われています。発見したのは弘法大師とも役の小角ともきこりとも言われており
 結局本当のことはよくわからないようです。

 温泉街の中心を流れる温海川のほとりに、大小の旅館が沢山立ち並んでいます。
 夜になるとそれらに暖色系の灯がともってとてもきれい。
 街の中もすっきりしていて、静かな良いところだな、というのが第1印象でした。

 共同浴場は3軒ありますが、一番混んでいたのが「正面湯」。
 やはり最近建て替えされてきれいなためか、利用者が多いようです。
 でも他の共同浴場にもそれぞれの魅力があって、私が個人的に気に入ったのは「第1浴場」。
 丸い浴槽が浴室の中央にあるだけの実にシンプルなつくりですが、浴槽の底から
 間欠泉のようにお湯が出てくるのが面白い。キーンと感じるほどの熱いお湯ですが
 なんともさっぱりした湯上り感です。冬は冷たい風を心地よく感じるほど良く温まります。
 「湯の花公衆浴場」は温泉街中心から離れているため、観光客は少なくなります。
 それだけに静かにゆっくりと入浴することが出来ます。

 2箇所ある飲泉所と足湯ですが、いずれも1箇所は温泉街中心の広場にあります。
 もう1箇所の飲泉所はなんと橋の上。熱いお湯がとうとうと溢れていて、
 コップがいくつもおいてあります。体が冷えた時にこの熱いお湯を飲むと、
 体の中からじんわりと温まってきます。やわらかくて飲みやすい味ですよ。
 もう1箇所の足湯は温泉神社の中。神社の横にひっそりとあります。
 その温泉神社の境内は、朝市会場となります。
 簡易なプレハブの建物が境内両脇に並び、毎朝そこで朝市が開かれるのです。

 この朝市のこともそうですが、この温泉地には街ぐるみの営業努力が感じられます。
 街を清潔に保つことや休みのない朝市の開催などは、地元の人の協力なしでは
 なかなか立ち行かないことでしょう。温泉街や周辺の地元の人たちの協力があってこそ
 継続していけるのだと思います。
 温泉街の活性化のために、誰かにその責任を押し付けるのではなくみんなで協力する。
 そのような姿勢が、短い滞在時間の間になんとなく見えるような気がしました。
 大きな旅館などはお客を宿の外に出すことを嫌がったりするケースが多いのですが
 それをやっていると街が衰退してしまうように感じます。
 歴史のある温泉地なので、衰退することなくこれからも頑張ってほしいと思います。

【最終訪問】
 2004年夏

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