番屋の湯(ばんやのゆ)

【交通】
 車:網走市内から国道244号線、334号線を知床半島方面へ進む。
    ウトロ温泉の少し手前の国道沿いにある。看板が出ている。網走市内からは80KM弱。
    駐車スペースは3〜4台分。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 1軒「番屋の湯」

 @番屋の湯
    北海道斜里町ウトロ香川

【宿泊施設】
 「番屋の湯」では個室ライダーハウスのような、簡易宿泊(素泊まり)を受け付けている。
 宿泊料金は2000円〜。

 @斜里町商工観光課の公式サイト(気象や道路状況なども参考になります)

【泉質等】
 効能書きが無く、正確な泉質は不明。おそらくナトリウム塩化物炭酸水素塩泉か?
 微かに濁っており、美味しく感じるくらいの適度な塩味。
 オレンジ色の湯の花が舞っておりキシキシした浴感から、鉄分も含まれているのでは。
 湧出口のお湯は触れないくらいの熱さ、浴槽のお湯も熱め。

【効能】
 効能書きが無く不明。

【風呂の様子】
 敷地内にプレハブの湯小屋がいくつか建てられており、その中の1つが浴室。
 男女別は無く、鍵をかけて貸切にする方法。
 コンクリート造りの浴室で、シャワーもカランもいくつかある。
 浴槽は5人くらい入れそうな大きさの長方形、すぐ横が窓でよしずが掛けられている。
 掛流し。


 もしかしたらここはウトロ温泉の一部なのかも?とも思うのですが、どうしても別揚したかったのでそうしました。
 道を走っていて偶然見つけたところです。赤沢温泉のすぐ近くで、しかも国道沿い。
 赤沢よりも目立つはずですが、ここのお湯の話を聞いたことはありませんでした。
 よく漁村にあるような、イカや魚を干してあってその場で食べさせてくれて、ついでにお土産も販売するという
 そういうお店のような外観。その店先(?)のテーブルで何か食べながら話し込んでいるおじさんが2人。
 車を停めて「あの〜、お風呂入れますか?」と聞くと、どうぞどうぞというお返事でした。


 ここは敷地内にいくつかプレハブ小屋が建っており、そのうちの1つが湯小屋となっています。
 他のプレハブの中を覗きこんでみると、パイプベッドや2段ベッドなどが置かれており
 簡易宿泊施設になっているようです。食事は出ませんが、お風呂はここの湯小屋を利用するというわけ。


 外観から想像したよりも広い浴室でした。
 四角い浴槽のふちからお湯が溢れ出ているのを見て、嬉しくなってしまいます。
 ほんのり濁ったお湯の中に鉄と思われる湯の花が見えて、ますますご機嫌。
 さっそく入ってみると・・・かなり熱い。ビリビリ感じる熱さです。
 でも思ったよりもすんなり入れて、その熱い感触を楽しみました。
 湯出口から少しずつ流れ出るお湯は触れないほど熱く、自分のステンレスコップを取り出しました。
 (私はいつも飲泉のためのコップを持参しています。こういう時に便利)
 飲んでみると、自分が汗をかいているせいもあるのでしょうが、ほのかな塩味がとても美味しい。
 塩分の濃度が強くなると塩辛すぎて飲めなかったりしますが、ここはとても飲みやすい濃度でした。
 (飲泉は保健所の許可のない場合はご自分の判断で。ここのお湯に限らずですが、自信のない人はやめましょう)


 浴室には大きな窓がついており、よしずで目隠しがされていますが、中から外はよく見えます。
 私が入浴していたのは丁度夕方で、そろそろ海に夕日が沈むだろうという時間でした。
 太陽が海をまぶしく照らしながら映えている様は、本当に美しいものです。
 よしずの隙間から強く差し込む西日に照らされながら、こんな良いお湯に浸かる。
 本当に至福の時間でした。


 ここの湯小屋や宿泊のプレハブは、とてもとても手作りっぽいのです。
 たとえば浴室の壁は黄色く塗られているのですが、「何故この色?」と首を傾げてしまうような真黄色。
 他のプレハブにしてもペンキで塗られているようなところは、やはり原色系のすごい配色だったりします。
 その他細かい点が色々あるのですが、その全てがいかにも素人っぽい。
 誤解されると困るのですが、決して悪い意味で言っているのではありません。
 その素人っぽさに、なんとも言えない素朴感を感じてしまったのです。
 あのおじさんが一生懸命塗ったのかなあ、と微笑ましく感じたとでも言いましょうか。
 ともかく色々な意味で、ここは私にとっては穴場です。
 寄ってみてよかったなあと、素直に思える温泉でありました。

【最終訪問】
 2004年9月

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