千原温泉(ちはらおんせん)

【交通】
 車:山陰自動車道松江ICより国道9号線を大田市方面へ進み
   国道375号線を赤来町方面へ、県道166号線(石見銀山街道)を左折。
   途中から小さな看板があるので、その通りに進む。ICからは約75KM。
   駐車スペースは数台分。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 1軒「千原湯谷湯治場」

 @千原湯谷湯治場
    島根県邑智郡美郷町千原1070   0855-76-0334
    立ち寄り入浴時間 8:00〜18:00 500円 定休日不明

【宿泊施設】
 なし。

【泉質等】
 含二酸化炭素ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。源泉温度は34.5度。
 黄土色に濁ったお湯で、透明度は10cmくらい。ツルツル感のあるお湯。
 源泉そのままでぬるいが、入っていると体の中からかーっと温かくなってくるのを感じる。

【効能】
 一般的効能に加え、特に皮膚疾患に特出した効果がある。虫刺され、美肌効果、アトピーなど。

【風呂の様子】
 男女別の内湯。脱衣所から低い場所へおりていくような造りになっている。
 浴槽は木、浴槽の底にも木板がはられている。その隙間のあちこちから源泉が出てくる。
 シャワーやカランなど、体を洗うようなものは何もない。そういう場所もない。
 冬場は寒くないように、小さな五右衛門風呂が用意される(男女譲り合って入る)。


「千原湯谷湯治場」という名称からもわかるとおり
ここは以前は本当に体の具合の悪い人のための湯治場であったのです。
先代の女将さんの時代は、女将さんが「どこが悪いのか」をお客さんから聞き、
健康な人には帰ってもらっていたのだとか。
今の女将さんに代替わりして、普通の立ち寄り入浴もできるようになりました。
前の女将さんだったら、湯でたこも入れなかったかも。

 

「低い位置にあるお湯にはいいものが多い」と私は思っていますが
ここも1階分階段を下りて浴室に行きます。
見るからに濃い鉱泉が張られた浴槽は年季が入って、いい味を出しています。
足元から湧出する新鮮な温泉がそのまま浴槽を満たすので
確かに療養効果の高さが期待されます。

 

ここでびっくりしたのは、入っているうちに体の中から
かーっと突然熱くなってきたことです。
時々そういう温泉に会いますが、ここの場合はそれがかなり顕著でした。
短時間で体に温泉の効果というのを感じたのは久しぶりです。
雰囲気も申し分ないしお湯も新鮮。
有名な温泉ですが、やはり有名になるだけのことはあると思いました。

 

外へ出て、川のほうへ下っていくと、源泉を汲むことが出来ます。
有料、1L100円。ペットボトルを持ち、お金を払って汲みにいきました。
タダで汲んでいこうとする人もいるようで、注意書きがありました。

 

これが源泉。少しずつですが、途切れることなく出ています。
流れていく側溝は赤く染まって、成分の濃さを思わせます。
持ち帰り用のこの源泉と、浴室に引かれている源泉の他にも
ここには数本の源泉があるそうです。
素晴らしいお湯に恵まれた、山の中の小さな湯治場。
立ち寄り入浴施設などというよりも、本当に「湯治場」というのがふさわしい場所でありました。

 

【最終訪問】
 2005年8月

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