中鉢温泉(ちゅうばちおんせん)

【交通】
 車:東北自動車道古川ICより国道47号線経由、約29KM。
    鳴子温泉街とは国道47号線を挟んで反対側にある。
    47号線沿いに看板が出ているのでわかりやすい。駐車スペース完備。


    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 なし。下記の「中鉢温泉」」で立ち寄り入浴ができる。

【宿泊施設】
 1軒「中鉢温泉」

 @中鉢温泉
    宮城県大崎市鳴子温泉要害38-5    0229-84-7951
    立ち寄り入浴時間 10:00〜21:00 400円 年中無休

【泉質等】
 ナトリウム炭酸水素塩泉。源泉温度は58度。
 浴槽の底が見えないくらいの茶色い透明なお湯。キシキシした感触。
 アブラ臭あり。

【風呂の様子】
 男女別の内湯と露天。コンクリートと石で造られており、かなり広い。
 15人くらい入れる大きさの四角い浴槽に、お湯がざばざばと掛流されている。
 カランやシャワーなども完備。


中鉢温泉は鳴子の近くにありますが、川渡温泉の中の宿なのだそうです。
でもお湯がとても個性的で、川渡のお湯とは少し違うので、
別にページをたててご紹介いたします。
とても広い敷地の中に、新しい感じの建物が建っています。
私の知人にも中鉢さんという人がいましたが、そういやその人も仙台の出身でした。
こちらの地方に多い名字のようですね。

 

新しい感じの建物と書きましたが実際に新しいようで、
中もとてもきれいです。
脱衣所もこのようにとても広いですが奇麗に片付いていて、
真冬の寒い日にだったので、ストーブが焚かれていました。

 

浴室です。とても広くて、天井も高いです。
その広い浴室が、湯気で真白。
なんとなく浴槽の様子はわかりますでしょうか。
大きな浴槽に、濃い茶色の透明感のあるお湯が掛流し。
光を受けると紅茶のように見えて、とてもきれい。
照明はやや暗めで、夜はムード満点となります。

 

洗面器に汲むと、こんな色のお湯です。
洗面器の深さでこれだけの色ですから、結構濃いですね。
モール泉のようにツルツルする感触を見た目からは想像しましたが、
意外に硬い感触のお湯でした。成分が濃いのだろうと思われます。

 

湯出口の上には、なぜかサボテンが。
南国生まれのサボテンですが、この浴室は温かいので、
元気に育っているようです。
この湯出口の近くにいると、アブラ臭をより強く感じることができます。
私は1泊中に何度か入浴したのですが、
このあたりでうとうととしていることが多かった。
丁度よい温度で、冷えた体には極楽でありました。

 

この浴室のもう一つの見どころは、この天井です。
ものすごく太い梁がこのように組まれていて、圧巻。
お風呂に入って天井が目に入るたびに、すごいなあと思わされました。
特に夜、暗い照明の中でこの天井を見ていると、とても荘厳な印象で、
色々な面ですごい温泉だと感じました。

 

ちょっと水滴で曇っていますが、露天です。
露天は岩組み。内湯と同じお湯が使われています。
この宿はとにかくお湯の評判がいいのですが、
1泊してゆっくり入ってみて、なるほどなあと良さを実感いたしました。

 

宿の外には源泉の小屋がありますが、これがまたすごい。
小さな小屋ではありますが、この小屋の中に湯だまりがあって、
それが右の写真なのです。
大きさを比較するものがないのですが、小屋一つ分ですからね。
これだけの量が、延々と湧き続けているのです。
中からはアブラ臭。もうこの匂いだけで幸せな気分になれます。

 

この中鉢温泉は自然に湧いていたのではなく、掘削です。
実は鳴子温泉の殆どが、掘削によって湧いた温泉なのです。
でも鳴子町の偉いところは、温泉が有限の資源だということにずっと昔から気付いており、
かなり早い時点で、新たな掘削を禁止したことでしょう。
実際、地震などの影響で源泉が絶たれてしまった宿などもあるようで、
その宿には大変気の毒なことなのですが、それでも新しい源泉の掘削は許可されなかったそうです。
今現在の温泉資源を、街ぐるみで大切に守っているのです。
そんな鳴子の中では、比較的新しいお湯である中鉢温泉。
近くに立ち寄ることがあったら、ぜひ見事なお湯と浴室を経験してみてください。

 

【最終訪問】
 2006年12月

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