出湯温泉(でゆおんせん)

【交通】
 車:磐越自動車道安田ICより国道290号線を新発田方面へ進む途中。
    ICより約10KM。観光客用の無料駐車場有。

     マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 2軒「出湯共同浴場」「華報寺公衆浴場」

 @「出湯共同浴場」「華報寺公衆浴場」
    北蒲原郡笹神村出湯温泉   電話なし
    立ち寄り入浴時間 6:00〜19:00(出湯共同浴場は20:00まで) 150円年中無休

【宿泊施設】
 旅館数軒あり。

 五頭温泉郷旅館協同組合

【泉質等】
 アルカリ性単純泉。無色透明、無味無臭。やわらかい感じのお湯。
 加熱していないが、源泉温度が40度強なのでちょうど良い温度。 

【効能】
 リウマチ、婦人病、アトピーなど。

【共同浴場の風呂】
 男女別の内湯のみ。浴室はタイル張り、掛流しで清潔感あり。


 五頭温泉郷の1つ、出湯温泉。温泉街というよりも普通の村の中に温泉があるといった感じのところです。
 普通の民家が並び、お母さんたちは幼稚園の送迎バスを子供と一緒に待つ、
 そんな平日の朝にこのあたりに到着したので、一風呂浴びることにしました。

 集落の中心に共同浴場があります。そのすぐ近くの店で「入浴券」を購入して受付の人に渡し、男女別の浴室へ。
 浴室はタイル張りで、浴室の半分近くを占める大きな浴槽、洗い場があります。41,2度の無色透明のお湯が
 その大きな浴槽に溢れています。匂いはなく、味も特になし。掛流しで飲用できるそうで、ペットボトル持参の地元の人も居ました。
 うっすら肌寒い時期にはちょうどいいだろうなと思われる温度のお湯に首まで浸かって、贅沢な朝風呂を堪能しました。
 出湯温泉にはもう1軒共同浴場があるそうなのですが、そちらはまだ行ったことがありません。

 さて、この出湯温泉、私は以前テレビでみたことがあります。旅番組などではなく、
 お客の来ない温泉宿をたて直しましょうという趣旨の番組です。時々特番で組まれているシリーズものの番組で、
 いつもは1軒の温泉宿をたて直すというテーマでやっていたのですが、この時は温泉街そのものがターゲットになっていました。
 番組では観光課の人をどこかの有名温泉地に連れて行き、川原の露天風呂などを見せたりしていました。
 で、誰でも気軽に利用できるような露天を作り、名物料理を作り、、、などアドバイスして、
 実際にそれをテレビ局が手伝う形でやっていたのですが、、、私がその番組を見ての正直な感想は
 「その程度のことでお客が呼べるなら、誰も苦労しないだろ」です。

 だってそうでしょう、温泉に行く目的は各自違うかもしれませんが、街中に誰でも利用できる露天風呂があるから
 その温泉に行く、というのは聞いたことがありません。
 名物料理だって、長いことその土地に根付いた料理だからこそ価値があるわけで
 有名な料理の先生が考えてくれたレシピだからといって集客に結びつくとは思えません。
 では今のお客のニーズはどこにあるのかと聞かれると私も困ってしまうのですが、少なくともそういうことではないと思います。

 テレビは所詮テレビ、このやり方はマスコミ人の考え方でしかないなと感じました。

 秋保温泉のところでも書きましたが、設備を整え、贅沢にするだけで集客できる時代はもう終わったのです。
 特にそんな露天風呂や名物料理などわざわざ作らなくても、それなりに集客できている温泉は結構あるものです。
 例えば青根温泉とか渋温泉とか。他の温泉地に真似のできない出湯だけの魅力とは何か、
 そしてどのような温泉地を目指すのかという出湯温泉のポリシーを考えてみたほうが良いのではないでしょうか。
 出湯温泉は全ての宿が源泉を持つという、温泉地としてはとても良い特徴を持っています。ここはアピールしどころですよ。
 そしてせっかく良いお湯が沢山湧いているのだから、そのお湯を今のままで守ることを一番に考えて欲しいと思います。
 温泉地の命は、やはり温泉そのものなのですから。

【最終訪問】
 2002年秋

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