恵山温泉(えさんおんせん)

【交通手段】
 車:道央自動車道国縫ICより国道5号線、278号線と海岸沿いに
    亀田半島先端に向かって走る。最後わずかな距離だけ県道を走る。
    ICより約130KM。立ち寄り入浴施設も温泉旅館も駐車場は広く心配なし。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 町営の立ち寄り温泉施設が1軒「恵山町町民会館」であるが
 宿泊施設の「恵山温泉旅館」でも立ち寄り入浴はOK。

 @恵山町町民会館
    北海道亀田郡恵山町柏野117-148   0138-85-2800
    立ち寄り営業時間 10:00〜21:00 400円 毎週月曜日定休

【宿泊施設】
 温泉旅館「恵山温泉旅館」

 @恵山温泉旅館
    北海道亀田郡恵山町柏野117   0138-85-2041
    立ち寄り入浴時間 10:30〜20:00 500円
    1泊2食8000円〜 冬季休業

 @恵山町役場観光課公式サイト ←主な観光情報はこちら

【泉質等】
 恵山町町民会館はナトリウム塩化物強塩泉。
 黄土色に混濁しており、透明度は7〜8cm。キシキシした感触のお湯。
 匂いはないが、塩辛く苦味とエグみがある。
 恵山温泉旅館は酸性明礬緑礬泉。源泉温度は40度。
 うすいウーロン茶のような色で透明、匂いはなし、酸っぱく苦い。
 ツルツル感があり、お湯はぬるいが肌にピリピリと刺激を感じる。PH2.1と強酸性で石鹸は使用できない。

【効能】
 恵山温泉旅館は神経痛、筋肉痛などの運動器障害、慢性皮膚病、切り傷、婦人科疾患など。
 

【風呂の様子】
 町民会館は男女別の内湯。大きな浴槽が2つあり、熱めとぬるめに分けられている。
 お湯は掛流し。タイル張りの浴室で、シャワーなどもある。
 恵山温泉旅館も、男女別の内湯。4〜5人入れそうなコンクリートの浴槽と洗い場。
 掛流し。


 亀田半島の先端に位置する恵山町。
 函館の中心地からも近いのですが、北海道外に居住する人には
 今ひとつの知名度かもしれません。しかし、実に素晴らしいお湯が湧いているのです。


 恵山町町民会館と恵山温泉旅館は場所的にはとても近いのですが、泉質は全く異なります。
 まず町民会館のお湯は上記の通り、黄土色に濁ったもの。
 肌触りは鉄泉で感じるような、なんとなくすべりの悪い感じの、キシキシした独特の感触です。
 お湯は熱めで、更に塩分も含まれているため保温力があり、短時間ですごく温まります。
 そのためなのか浴室内には休憩用の椅子が置いてあったりします。


 恵山温泉旅館は、反対にぬるめのお湯。小ぶりな浴槽にざあざあと掛流されています。
 源泉をそのまま加熱せずに注ぎ込んでいるので、浴槽での温度は40度弱。
 体温とそれ程変わらない温度のため、最初はぬるいくらいに感じますが
 時間がたつにつれてじわじわと温まってきます。
 しかも強酸性なので肌にピリピリ来る刺激があり、肌に傷があると沁みて痛い。
 目に入ると、もっと痛いです。コンタクトをしている方は要注意。
 ちなみにPH2.1というと、人間の胃酸と同じくらいの水素イオン濃度です。
 胃の表面は粘膜で保護されていますが、短時間だったら人間の皮膚も大丈夫。
 不思議なものですね。


 町名の由来ともなっている恵山という山は、ハイキングコースなども設定されていますが、実は活火山です。
 標高は600m強と低めではありますが、火口原もあって噴煙もたなびいています。
 最後の噴火は17世紀、その100年後には硫黄の採掘が始まり
 更に100年後には山頂での温泉経営が始まったという、とても歴史のある温泉地なのです。
 恵山温泉旅館のお湯も、この山中から湧いているそうです。
 こんな酸性の強いお湯が湧くような土地なのに、花や緑には恵まれており
 ツツジなどの酸性土壌に強い植物だけが生き残っているとのこと。
 しかも年間を通じて気温差はそれほど大きくなく、道央のような雪に見舞われることは殆どないとか。
 海の幸と温泉と火山の町、恵山町。
 亀田半島をドライブすることがあったら、是非お立ち寄りください。
 とてもいいお湯が、あなたを待っています。

【最終訪問】
 2004年5月

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