半田温泉(はんだおんせん)

    【交通】
     車:知多半島道路半田常滑ICよりすぐ。道路沿いに看板が出ている。
        駐車スペース十分。

        マピオンでの周辺地図

    【共同浴場】
     1軒「ごんぎつねの湯」

     @ごんぎつねの湯
       愛知県半田市平和町5丁目73番地    0569-27-8878
       立ち寄り入浴時間 10:00〜22:00 800円 第2・4月曜日定休

    【宿泊施設】
     なし。

    【泉質等】
     ナトリウム塩化物強塩泉。源泉温度は56.4度。
     赤茶色に濁ったお湯、ツルツルする感触。臭素臭あり。塩辛い。

    【効能】
     神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、冷え性、疲労回復など。

    【風呂の様子】
     男女別の内湯と露天。温泉は露天のみで、内湯は真湯。
     広い露天で半循環。打たせ湯や洞窟風呂などもある。
     かなりの人数が入れるだろう。


知多半島半田市は、童話作家である新見南吉の生まれ故郷です。
「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」は、知らない人のほうが少ないでしょう。
そんな南吉の故郷にある日帰り温泉施設が「ごんぎつねの湯」。
これほどネーミングでほのぼのとする温泉施設もないだろうと思います。

 

この施設は、内湯は完全に真湯です。
洗い場も勿論あり、完全に体を洗う場所という感じです。
施設もとてもきれいに管理されていて、気持ちよく使えます。
では、温泉が使われている露天へ行ってみましょう。

 

かなり広い露天。内湯のかるく2倍以上はあります。
30人くらいは余裕で入れそうな岩組みの浴槽と、打たせ湯スペースなど。
ゆったりとしたつくりなので、のびのびと入れます。
これだけ広くて、しかも露天であるのに、臭素臭が結構強い。
循環ではありますがとても気持ちよく、空が広く見えるので、夜は星がきれいかも。
適温のお湯にゆっくりと浸かっていると、体の疲れが少しずつ抜けていくようでした。

 

「ごんぎつねの湯」から車で2〜3分のところに、
「新見南吉記念館」があります。
やはり入り口では狐がお出迎え。
昔の半田には多くの狐がいたそうで、
新見南吉の童話は殆どが半田を舞台に書かれているのだそうです。

 

ごんに鰻を取られて怒る兵十さん 撃たれてしまったごんと兵十さん 帽子屋に子狐がてぶくろを買いに来る 山の巣穴の親子狐
新見南吉の生涯の展示のほかに、数々の童話が、ジオラマで表現されています。
多くの話が展示されていましたが、やはり人気は「ごんぎつね」と「てぶくろを買いに」。
自分と同じくひとりぼっちになってしまった兵十を思い、毎日栗やきのこを届けるごん。
「ごん、お前だったのか。毎日栗をくれたのは」の台詞でしめられる哀しい「ごんぎつね」に比べて
「てぶくろを買いに」は終始あたたかいやさしさに包まれた、とても日本らしいお話です。
普段は童話を読むことは殆どないのですが、この記念館で改めて「いい物語はいくつになってもいい」と
しみじみと感じました。
子供向きの話と言えど、大人になってから読んでも、胸をしめつけられるような切ない気持ちにさせてくれる、
そんな話をいつまでも大切にして、後世に残していきたいものです。

 

    【最終訪問】
     2005年11月

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