東根温泉(ひがしねおんせん)

【交通】
 車:山形自動車道山形北ICより国道13号線を北上、
    約20KM。

 マピオンでの周辺地図  

【共同浴場】
 5軒あるそうだが湯でたこが確認できたのは3軒。
 「オオタ湯」「巽の湯」「石の湯」

【宿泊施設】
 旅館・ホテルなど沢山あり。

 東根温泉協同組合公式サイト

【泉質等】
 塩化物泉など。各共同浴場によりお湯に特徴がある。
 「オオタ湯」は無色透明、無味無臭のお湯。
 「巽の湯」はモール泉のような茶色透明のお湯。
 軽度のぬるぬる感がある。
 「石の湯」は無色透明だが白い湯の花が浮いており、
 源泉は硫黄臭がある。

【効能】
 神経痛、リウマチ、胃腸病など。

【共同浴場の風呂】
 いずれも男女別の内湯。「オオタ湯」「巽の湯」は
 蛇口などもあるが、「石の湯」は小さな浴槽がひとつあるのみの
 本当に昔ながらの共同浴場。


 温泉が大好きな私は当然ながらインターネットでも温泉の情報を探します。
 観光協会のHPは勿論ですが行った人の生の意見が書かれた個人サイトや掲示板などは大変参考になります。
 東根温泉はあまり知名度がないため、話題に上ること自体が珍しいのですが、
 某掲示板であまり良くないという内容の書き込みがなされていたことがありました。
 温泉についての感想というのは本当に個人差が大きく、
 その人が温泉のどこに重点を置いているのかによっても更に違ってきます。
 お湯がポイントか、宿の雰囲気か、宿のサービスか、食事内容か。
 どうしても温泉旅行というと宿に重点が置かれてしまいがちなので、お湯は後回しにされることが多いようです。
 私は東根温泉には宿泊していないので宿については何もいえませんが、
 立ち寄り入浴した共同浴場については、文句なく良いお湯だと思っています。

 

施設それぞれお湯に特徴があり、上記のとおり。
「巽の湯」は街道沿いで立地的にわかりやすい場所にあります。
ここは他の立ち寄り湯より少し大きく、他よりも濃い茶色のお湯が特徴的です。
ロビーにはお湯についてかかれた額(効能書きではない)や
新聞記事のコピーなどがあちこちに飾られており、
お湯については自信を持っていることが伺えます。
巽の湯 巽の湯浴室

 

「オオタ湯」は、きれいな町中の銭湯という感じです。
外観もピンク色でかわいらしい。
やはりさくらんぼを意識してのピンク色なのでしょうか。
施設の大きさの割りに目立つ建物です。

 

ウーロン茶のような色で透明のお湯、ツルツルする感触です。
井戸水で加水されていますが、それでもお湯の感触は健在。
ここはいつもとても混雑しています。人気のお風呂のようです。
私が行くのは土日など週末が多いので余計でしょうが、昼間から多くの人で賑わっています。

 

「オオタ湯」のすぐ近くに、足湯が出来ていました。
きちんと屋根つきで、雨でも雪でも大丈夫。
これは無料で誰でも利用できます。やはり薄い茶色のお湯が流れています。
オオタ湯の駐車場のすぐ横なのですが、足湯の駐車場は別にありますので
お間違えのないように。

 

さて、一番印象に残っているのは「いしの湯」です。
「いしの湯」は住宅街の中にありますが、車道沿いで看板も出ているので、
探す気になれば容易に見つかります。
しかし、どう見ても普通の民家。玄関の引き戸のガラスに「石の湯」と書かれていなければ、
ここが共同浴場だとは気づかないような佇まいです。
雰囲気抜群の廊下

 


お風呂も小さく、一般家庭のお風呂と大差ない大きさ。
男湯と女湯が分かれているのと、浴室や浴槽が石造りなのが
普通の家庭のお風呂との大きな違いでしょうか。
2〜3人も入ればいっぱいと思える小さめの湯船の横には
源泉が少しずつ注がれている小さな湯壷があります。
浴槽のお湯の量によって、その湯壷から少しずつお湯が足されるようになっています。
水圧を利用した方法ですが最初はどこからお湯が注がれているのかわかりませんでした。
湯船の側面、湯壷に面したところに小さな湯出口があるのに入った後で気がつきました。
湯壷のお湯は熱く、とても触れたものではありません。
しかし顔を近づけると強い硫黄のにおい、白い湯の花が沢山浮いているのが見えます。
シャワーもない、蛇口は湯船のお湯を薄めるための水のものが1つだけ。
湯船と申し訳程度の洗い場だけのお風呂ですが、きっと昔の共同浴場というのは
こういうものだったのだろうな、と思わせるものでした。
湯気が充満して真っ白に見える小さな浴室で私は思いのほかくつろぐことができました。

 

東根温泉に行かれることがあったら、ぜひともこれらの共同浴場を訪ねてみて下さい。
お値段も300円前後と大変リーズナブル。冬の寒い日など、ちょっと温まるにも最適です。
それぞれのお風呂に特徴や持ち味がありますのでどこに入ってもそれなりに楽しめると思います。
大型旅館などと違って気取りのない地元のための共同浴場はやはり温泉の原点だな、と思います。

 

【最終訪問】
 2005年12月

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