姫川温泉 (ひめかわおんせん)

【交通手段】
 車:北陸自動車道糸魚川ICより国道148号線を小谷村方面へ20KM弱。
    悪路なし。駐車スペースは各宿にある。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 なし。各宿で立ち寄り入浴が出来る。

【宿泊施設】
 宿が数軒ある。

 姫川温泉の宿(「記者がたずね歩いた長野の宿一覧web版)

【泉質】
 ナトリウムカルシウム炭酸水素塩塩化物泉。源泉温度は55度。
 無色透明無味無臭の熱いお湯。

【効能】
 神経痛、筋肉痛、関節痛など。

【湯でたこが入った風呂】
 温泉街には4軒の宿があり、その中の「ホテルすいが」で立ち寄り入浴。
 お風呂は地下にあるのだが、廊下が迷路のように入り組んでいて迷いそう。
 男湯女湯あるが、すいている時は両方入ることも出来る。
 岩を配したお風呂で、熱い源泉が掛流されている。温度調節のために少し加水している浴槽もあった。
 浴室の壁に絵が描かれているのだが、それがすごくあやしい感じ。


 長野県と新潟県の県境に位置する姫川温泉。
 温泉宿は4軒ありますが、そのうち1軒は新潟県、3軒は長野県です。
 このなんとも微妙な位置のためでしょうか、長野側の住所は小谷村なのに
 小谷村の公式サイトに載せられていないという・・・なんとも気の毒な扱いです。

 

 傍を名前の由来となった姫川が流れ、地図を見なければ山奥の温泉地と思ってしまいそうですが
 実はここは海からもとても近いのです。
 そうは思えないほど静かな環境に、4軒の宿がひっそりと営業しています。
 賑やかな温泉街などは勿論無く、その4軒の宿にしても営業しているのかいないのか
 定かでないような外観でした。その中の一軒「ホテルすいが」へ。
 受付で料金を払い、「お風呂は地下ですので突き当たりの階段を下りてください」とのことで
 そのとおりに階段を下りていくと、いきなり女湯の脱衣所に出てしまいました。
 ドアも何もなし、いきなり脱衣所の空間。こんな構造は初めてだったので本当にびっくりでした。

 

 岩組みの浴槽に無色透明のお湯が静かに掛流しです。
 源泉温度が高いので、浴槽のお湯も熱め。肌にキンキン感じる熱さです。
 さっぱりした感じのお湯、くせがないけれど大変温まるお湯で
 浴槽の外に出て休憩しながら入っていました。

 

 お湯はそんな感じなのですが、気になるのが浴室の壁画。
 ペンキ絵が壁一面に描かれているのですが、日本版アダムとイブといいますか、
 松林の中で裸の男女が追いかけっこをしているという絵でして
 なんともいえないあやしい雰囲気。
 何故にこのような絵を?ペンキ絵自体が少なくなって来ているのですが
 その中でもこのような題材は珍しいと思います。
 館内の照明の暗さと相まって、不思議な空気を醸し出していたのでした。
壁画の写真は撮れなかった

 

 温泉街の傍らを流れる姫川は、1995年に氾濫を起こし
 この温泉地はもろにその被害を受けました。
 このホテルも、せっかく設置した露天風呂を濁流に流されてしまったのだそうです。
 ちょっと寂れて見えるのは、まだその頃の余韻を引きずっているのでしょうか。

 

 温泉街の中に源泉が滝のように流れ落ちている場所があります。
 3mほどの高さから岩を伝うようにして流れ落ちる温泉は、道路に設置された樽に流れ込み
 そこから溢れて側溝を流れていきます。
 岩は温泉成分で茶色く染まって熱い飛沫が飛び、湯気がもうもうと立ち上るさまは迫力です。
 これを見に来ただけでもここに来た価値はある、と思えるような光景です。
 自然の力は偉大で、そのために廃業せざるをえなかった温泉もありますが
 (秋田県の赤川温泉などは土砂災害で全壊)姫川には頑張ってほしい。
 放っておいてもこれだけのお湯が湧き出てくる、捨てるほどお湯があるというのは
 それだけでもすごい財産だと思いますから。
源泉が岩を伝って流れてくる

【最終訪問】
 2002年夏

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