湯の川温泉(ゆのかわおんせん)

【交通手段】
 車:北海道函館市内から国道6号線を海岸沿いに恵山町方面へ。
    各共同浴場に小さな駐車スペースあり。ただし、2〜3台分くらい。
 電車:函館市内から路面電車で「湯の川温泉」行き、終点まで。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 温泉銭湯が充実。湯でたこが入って確認したのは以下。
 他にもあるのだが、まだ入っていない。

 @日の出湯
    函館市湯川町3-2-17   0138-57-8692
    営業時間 6:30〜22:00 370円  火曜日定休

    含重炭酸土類石膏食塩泉。源泉温度は65度。
    男女別の浴室。浴槽はそれぞれ2つで、窓際の浴槽はぬるめ(といっても40度以上)
    手前の浴槽はとんでもなく熱い。どちらも源泉掛流し。
    石膏成分が浴槽に付着して、白く覆われている。浴室の床は一部うろこ状の堆積。
    微かに白濁したお湯で、白い温泉成分が浴槽の底に沈んでいる。
    塩味とエグみを感じる味。

 @根崎湯
    函館市湯川町3-3-30   0138-57-6997
    営業時間 6:00〜22:00 370円  月曜日定休

    ナトリウムカルシウム塩化物泉。源泉温度は64.8度。
    男女別の浴室。浴槽は1つで、タイル張り。
    無色透明の熱いお湯が掛流し。微かな塩味と同じくらい微かな苦味を感じる。

 @大盛湯
    函館市湯川町2-18-23   0138-57-6205
    営業時間 6:00〜22:00 370円 第1・3水曜日定休

    ナトリウムカルシウム塩化物泉。
    男女別の浴室。タイル張りの浴槽に熱いお湯が掛流し。
    加水は全くしていないが、お湯が熱いのでお客さんが水でうすめることがある。
    塩味と、やはりエグみを感じる。

 @長生湯(山内温泉)
    函館市湯川町2-20-9   0138-59-2681
    営業時間 6:00〜21:30 370円 火曜日定休

    ナトリウムカルシウム塩化物泉。源泉温度は64.1度。
    男女別の浴室。浴室中心に楕円形の浴槽があり、2つに仕切られており
    熱め・深めの部分とぬるめ・浅めの部分に分かれる。
    熱いほうには絶えずお湯が注がれている。掛流し。
    白い堆積が浴槽のふちに付着している。
    塩味と微かな苦味を感じるお湯。    

【宿泊施設】
 大きな温泉街なので宿泊施設は沢山ある。

 函館湯の川温泉旅館協同組合の公式サイト
 はこだてタウンなび

【泉質等】
 上記参照。

【効能】
 共通しての効能は、関節痛、筋肉痛、リウマチなどの病気に効果あり。
 飲泉では慢性消化器病や便秘など。
 勿論泉質によって差がある。

【風呂の様子】
 上記参照。


夜景の美しさで有名な函館。そのすぐ近くにある温泉地です。
函館自体が観光地としての知名度が高いので、北海道以外から来る観光客は
湯の川温泉の存在すら知らないことも多い。私も昔は知りませんでした。
でも観光だけで終わっちゃ勿体無いですよ、というくらいの良いお湯揃いです。

熱帯植物園の目の前に「日の出湯」と「根崎湯」があります。
細い路地を挟んで、すぐ隣同士。両方とも朝早くからやっています。
「日の出湯」は、とにかくすごいお湯でした。浴槽に入ると、沈殿していた真っ白い湯の花が
ぱあーっとお湯中に広がります。石膏成分で、浴槽はコテコテ。
浴室の扉を開けた途端「おお!」と顔がにやついてしまったくらいです。
全く加水しておらず、浴槽へのお湯の流入口を土嚢のような袋で塞いだりして
湯量の調節をはかり、温度調整しているようです。
慣れた常連さんは、その袋(重い)をずらしたりして、色々調節していました。
ただ、熱いほうの浴槽は本当に熱い!なんとか頑張って入ったものの
1分ももちませんでした。しかも出ようとしたら、下半身全体が熱くて痛くて動かないのです。
心底焦りました。このまま茹だってしまうのかも・・・本当の湯でたこになったら笑えませんから。
ここは本当に一押しのお湯ですね。
もし湯の川温泉の温泉旅館に宿泊していたとしても、ここにはわざわざ来てみて損はないです。


「根崎湯」は、「日の出湯」ほど特徴のあるお湯ではないのですが
毎日入るにはこのくらいのほうがいいのかも、と思います。
実際よく温まりますし。こちらも当然掛流しですしね。
でもあまりにも「日の出湯」のお湯が特徴がありすぎるのです。
しかし道一本挟んでいるとはいえ、日の出湯と隣同士ですよ。
こういうロケーションって、かなり珍しいのではないでしょうか。


「大盛湯」は2004年7月に改装した模様です。
私が行ったのは5月ですので、改装前の写真になります。
ここも勿論掛流しで、お湯も飲めます。加水などで薄めず、源泉そのままのお湯を提供してくれていますが
とても熱いので、蛇口からバンバン加水するお客さん多し。でも仕方ないですね。とにかく熱いのですよ。
でも冬場の寒い時期は、さぞかし気持ちいいんだろうなあ。
サイトを見てみると、お湯の使い方や管理の仕方などのこだわりだけでなく
子供たちを集めて入浴マナーを教えるという行事も行っている様子。
いいですね、こういうの。温泉だけでなく、お風呂という文化を大切にしているんだなあと感じます


「長生湯」は別名「山内温泉」。看板にも両方の名前が書かれています。
ここは鄙び感がなんともたまらない銭湯でした。外観も中身も。
タイル張りの浴室ですが、カランなどがなんともレトロ。浴室全体に歴史を感じます。
それは決してぼろいとかいうのではなくて、いい感じの「古さ」を醸し出しているのです。
初めて来たはずなのに懐かしさを感じるというのでしょうか。
一見大きな特徴のないお湯に見えますが、浴槽のふちには白い温泉成分が付着。
お湯はキンキンと肌にしみいるように熱く、でもそれが気持ちいいのです。
ここでびっくりしたのは、浴室の隅に源泉があったこと。
そこからホースが導かれていて、浴槽に絶えずお湯が注ぎこまれているのです。
湯量も豊富だし、雰囲気も素敵。
すごく気に入ってしまったお風呂でありました。

 

夜景やイカや五稜郭や修道院ばかり有名ですが、温泉もすごいものがある函館市。
市内から市電ですぐですよ。ちょっと足をのばしてみて下さい。
朝早くから営業しているので、寒い日の朝風呂もいいかもしれません。

 

以上2004年5月訪問


久しぶりに北海道へ行きました。冬の北海道は初めてです。
私が行っていた期間は函館は天気もよく、雪も降りませんでした。
おかげさまで、函館の温泉をいくつもまわることが出来ました。
湯の川温泉にも再訪しました。

 

2年ぶりの日乃出湯です。
目の前の熱帯植物園は改装中。敷地内の温泉からは湯気があがっていました。
朝の早い時間に行ったためか、貸切状態でお湯を堪能できました。
いや〜、やっぱりここは凄いわ。
冬はお湯の熱さもそれほどには感じず、とても気持ちよく入れましたよ。

 


コップや柄杓も置かれてます

テーブルのように成長した堆積

浴槽ふちはこんなことに

すごい成分堆積

 


美しいお湯の色

床は鱗状態に

お湯表面のカルシウム膜

とにかくすごい!

 

湯の川には沢山の宿がありますが、それぞれ立ち寄り入浴を行っています。
温泉街の入り口にある「ホテル湯の川」のお風呂に入りました。

 

外観の写真は撮り忘れました。お風呂は男女別の内湯と露天。
小ぢんまりしたお風呂ですが、お湯は掛流しの本物です。
無色透明無臭で、塩味とわずかな苦味を伴う味です。
ツルツルの感触で、やや熱め。短時間で汗びっしょりになります。

 

屋根のついた半露天もあります。
少々薄暗くなっており、とてもいい雰囲気。
ここにも同じお湯が溢れており、すこしぬるめになっています。
屋根があると言っても冬の函館、やはり空気は冷えており、
お湯から出て涼むのが、とても気持ちよかった。

 

シャワーの水がお湯に変わるのを待つのがもどかしかった短気な私は、
他に誰もいないんだから、と浴槽のお湯を汲んで頭を洗いました。が!
ろくに泡だたず、なんというか髪がギトギトした感触になってしまいました。
自分は石鹸シャンプーを使っているのですが、成分の濃い温泉だと
時として石鹸と反応して、このようなことが起こります。
想像以上に中身が濃いのだな、と思い知らされた瞬間でありました。
その後、きちんとシャワーで洗い直ししました。

 

湯の川温泉には、源泉が20以上あります。
上記のようなお湯だけでなく、色々なお湯が楽しめる場所です。
銭湯から宿のお風呂まで、充実した温泉が味わえる湯の川。
温泉は隠れた函館名物でもあるのです。

 

【最終訪問】
 2006年12月

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