古苦竹温泉(ふるにがたけおんせん)

   【交通】
    車:東北自動車道小坂ICより国道282号線を青森県方面へ北上すると
       国道沿いに小さな看板がある。ICからは約4〜5KM。
       悪路なし、駐車スペース十分。

     マピオンでの周辺地図

   【共同浴場】
    1軒「小坂町立老人憩の家 あかしや荘」

    @あかしや荘
      秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字渡ノ羽58   0186-29-2434
      立ち寄り入浴時間 9:00〜17:00 275円 火曜日定休

   【宿泊施設】
    なし。

   【泉質等】
    含芒硝炭酸土類鉄泉。源泉温度は29度。14.1L/分。
    鉄が含まれていることを思わせるオレンジ色、肌触りは普通で特にツルツルやヌルヌルは感じない。
    金属臭、微かな塩味を感じるのみ。濁っており、透明度は20cmくらい。

   【効能】
    リウマチ、慢性皮膚病、慢性婦人病など。

   【風呂の様子】
    男女別の内湯。タイル張り。扇型のような浴槽に、オレンジ色のお湯。
    湯出口からは絶えずお湯が注がれているわけではなく、時々間欠泉のように出てくる。
    浴槽の中に加熱のシステムがあるらしいが、濁っていて見えない。


 かつては鉱山で栄えた小坂町。
 稼動時は日本一の規模の鉱山であり、鉛や亜鉛を採掘していました。
 小坂町や鉱山に縁や興味のない人が聞くと遠い昔の話のように感じられるでしょうが
 完全に閉山されたのは平成2年のこと。つい最近なのです。
 現在は濃硫酸を製造する会社になっているそうです。
 その小坂町にある温泉施設です。

 

窓から見える休憩室のような場所で、常連さんらしき人たちが談笑しているのが見えます。
板張りの廊下の突き当たりに男女の浴室が並んでいます。
廊下に座り込んで、涼んでいる人も数人。通いなれた雰囲気の人たちばかりです。

浴室はご覧のとおり。窓からの光を受けて、オレンジ色の湯面がきれいです。
なんとも濃そうなお湯、遠くから見るとどろりとした印象さえ受けます。

 

 近くで見ると、こんな感じ。やはり濃い。
 追い炊きして、丁度良い温度になっています。
 こんな色だし、さぞかし味はすごいんだろうなと思ったのですが
 弱い塩味を感じるのみで、さっぱりしていて拍子抜けしたくらいでした。
 ゆったり入れて、とてもよく温まるお湯でした。

 

湯出口はこのようになっています。
常時お湯が注がれているわけではなく、殆ど出なくなったり沢山出たり。
もしかして浴槽の湯量と関連しているのかなーと思ったのですが
観察していても関連性はなさそうでした。
ここには源泉が注がれているのか、このお湯は熱くないのです。
加熱システムは浴槽の中にあるのでしょう。
受付のおじさんによると、ここのお湯を目当てに遠くから通ってくる人も多く
「通ってるうちに、段々と動きが良くなってくるのが傍目にもわかるんだよ」と
嬉しそうに話してくれました。

 

このあたりは小坂鉱山以外にも花岡鉱山や尾去沢鉱山などもあり
天然資源に恵まれた場所のようです。
小坂鉄道は小坂鉱山の銅鉱運搬目的に作られたもので、現在は濃硫酸を運んでいます。
「康楽館」は木造の日本最古の芝居小屋、小坂鉱山事務所とともに国指定の重要文化財です。
鉱山は閉鎖されましたが、これらから当時の繁栄の歴史を知ることができます。
今はそれなりの人口を抱える自然豊かな里山であり、静かな地方の一市町村となっています。

 

   【最終訪問】
    2005年5月

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