池田ラジウム鉱泉(いけだらじうむこうせん)

【交通】
 車:山陰自動車道宍道ICより国道9号線を江津市方面へ走り
   国道375号線、県道288号線、県道30号線、大邑広域農道と進んでいくと到着。
   ICからは60KM弱。悪路なし、駐車スペース十分。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 なし。下記の「放泉閣」で立ち寄り入浴が出来る。

【宿泊施設】
 1軒「放泉閣」

 @放泉閣
   島根県大田市三瓶町池田    0854-83-2833
   立ち寄り入浴時間 9:00〜16:00頃(電話で確認したほうがよい) 300円    

【泉質等】
 含土類食塩泉放射能泉。源泉温度は16度と冷たい。
 人間が入らないと、表面にカルシウムの膜が張る。
 そのためか、浴槽にたまったお湯は、ほのかに白濁して見えることがある。
 お湯の感触に大きな特徴はないが、保温力が強い。炭酸味と塩味を感じる。

【効能】
 リウマチ、神経痛、糖尿病、創傷、慢性婦人病など。

【風呂の様子】
 2004年12月に建てかえされて、新しくきれいになった。
 浴室は2箇所あり、常に両方使われているわけではない様子。
 宿泊客の数などにより、男湯女湯に分けたり貸切にしたりと、臨機応変にやっているようだ。
 1つの浴槽は2人も入れば一杯の大きさ、もう1つは3〜4人くらい入れる大きさ。
 大きな浴室には露天がついているのだが、加熱されておらず源泉風呂となる。


ラジウム含有量が高く、療養泉として知られている池田ラジウム鉱泉。
山の中の静かな1軒宿で、あまりに周囲に何もないので、ひっそりとしています。
宿の名前は放射能泉らしく「放泉閣」。
ここは宿だけでなく2軒の老人施設の経営も行っています。
勿論その老人施設にも、ラジウム泉が提供されているのです。

 

宿の中庭に大きな岩があり、その間から鉱泉が絶えず湧き出しています。
少ない量ながら途絶えることなく、流路をオレンジ色に染めて流れ続けます。
玄関に入る前からこの光景、インパクトがあります。

 

私は宿泊したので、お風呂は貸切で利用できました。
3人は入れるかと思われる四角い浴槽。表面に薄く白いカルシウムの膜が見えました。
さめないように、木の蓋がかぶせてあります。
壁に赤く見えるのは、熱いときに薄めるための鉱泉を出すコック。
その上にあるボタンが加熱ボタンです。自分で自由に出来るのがいいですね。
自分に合った温度にして、ゆっくりと温まりました。
よく温まるお湯で、あっという間に頭皮から汗が。

 

こちらは露天です。加熱されていない、つまり源泉槽です。
鉱泉で源泉槽を備えていてくれると嬉しいですね。
でもかなりの冷たさで、夏でないと入れないと思われる温度です。
冬は加温するのでしょうか。
それから、夏場は蚊やアブが寄ってくるので、ゆったり入っていることが難しい。
露天だし、炭酸も含まれているようなので、こればかりは仕方ないですね。

 

さて、この宿の裏手には鉱泉が湧き出している小さな間歩があります。
まさに源泉が湧き出してくる瞬間に立ち会える場所。
宿の人に許可をとって、さっそく見せていただきました。
想像以上に小さく天井も低く、かがまなければ入れない。中は当然真っ暗です。
この場所に椅子を持ち込んで、湯治をする人もいるそうです。
決して快適とは言えない場所でありますが、療養に来ている人はやはり必死なのでしょう。
目の前で鉱泉が湧き出し地面に溢れ、湯治効果抜群に感じます。
地面に鉱泉が溢れている

 

湧き出た鉱泉が通る導管は、成分が詰まって今にも閉塞しそうでした。
目に見えないラジウムだけでなく、他の成分も多く含まれるすごい鉱泉です。
派手な宣伝などは全くしていませんが、このお湯がなによりの宣材となってくれているのでしょう。
今でもあの間歩では滾々と鉱泉が湧き続け、そして流れているのですね。
まさに自然のくれた贈り物です。大事にしたいものだと思います。

 

【最終訪問】
 2005年8月

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