板留温泉(いたどめおんせん)

【交通】
 車:東北自動車道黒石ICより国道102号線を八甲田方面へ7〜8KM進むと黒石温泉郷。
    その中の1つ。板留・温湯・落合の3つの温泉があるのだが、大変距離が近い。
    板留温泉の共同浴場は駐車場がないので、近くに止められそうな場所をなんとか見つけるしかない。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 「板留温泉共同浴場」が1つ。

 @板留温泉共同浴場
    立ち寄り入浴時間 6:00〜20:50 130円 

【宿泊施設】
 数軒の旅館や民宿あり。

 黒石観光協会公式サイト  黒石市宿泊案内

【泉質等】
 無色透明無味無臭の含食塩芒硝泉。源泉温度は57度と熱め。
 さっぱりしたお湯で、ツルツル感、ぬるぬる感ともに感じない。

【効能】
 アトピー、腰痛、火傷など。

【共同浴場の風呂】
 男女別の浴室。石造りで3〜4人くらい入れる浴槽が1つ。
 古い建物のようだが、シャワーなどは完備している。
 川っぷちに建っているので、窓を開けると川が見えて涼しげ。


 場所的に大変わかりづらいです。目印は「丹羽旅館」さん。
 その道を挟んで反対側にあるのですが、看板も手描きの小さなものだけ、
 それも本当に控えめに出されているのみです。
 建物自体が道路の下なので見えにくいのも原因かも。
 横にある階段を下って、入り口の受付で料金を払います。


 外観はたいそう古く、浴槽1つあってそれだけかなと想像していたのですが
 カランやシャワーが新しいものでびっくりしました。メンテナンスは良いのでしょう。
 熱めのお湯が静かに注がれています。暑い日にはつらい温度かもしれません。
 地元の人が2人洗いながら話しこんでおり、その会話を聞くともなしに聞いていたのですが
 やはり私には東北弁のヒアリングは無理のようです。殆どわからなかった。
 わからないながらも、こうして方言での会話を聞きながらの入浴は好きです。
 地元の人が入りにくる温泉というイメージが高まるためだと思います。
 石川啄木は自分の生まれ故郷のふるさと訛を聞くために上野駅に行ったのですが
 生まれ故郷でなくとも自分が日常を脱却して旅行しているということを感じさせてくれる
 方言というのは良いものだな、と思いました。


 浴室には1箇所だけ窓があります。そこを全開にすると目の前に川が見えます。
 川面を渡る風が心地よい。温泉で温まった体には本当に気持ちの良い風です。
 しかし角度によっては上のほうにある道から丸見えですのでご注意。
 おそらく温泉マニア以外は観光客など殆ど訪れない共同浴場ですが
 それだけに良い雰囲気を味わうことが出来ました。

 【追記】
 とても風情のあった板留温泉共同浴場ですが、なんと2004年4月に閉鎖されてしまいました。
 現在は更地になっているそうです。理由は地質調査のためだとか。
 東北の共同浴場の面影を残す、とても良い雰囲気のところだっただけに残念です。
 一度でも入っておいて、本当に良かったと心から思いました。

【最終訪問】
 2003年9月

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