岩瀬湯本温泉(いわせゆもとおんせん)

【交通】
 車:東北自動車道白河ICより国道4、118号線経由
    約40KM。温泉街の中に公共の駐車場はない。
    立ち寄り入浴する宿の駐車場を利用する。

     マピオンでの周辺地図    

【共同浴場】
 1軒あるが、村人専用。外来者は利用できない。残念。

【宿泊施設】
 旅館が数軒ある。

 天栄村産業課 0248−82−2117
 天栄村観光情報センター 0248−85−2222
 天栄村観光協会のHP

【泉質等】
 塩化物泉。無色透明、無臭、ほのかな塩味。
 源泉温度50度。

【効能】
 胃腸病、婦人病、糖尿病、やけどなど。

【風呂】
 どこの宿も殆ど男女別の内湯のみで露天があるのは少ない。
 湯口屋旅館さんのお風呂はタイルと石で出来ており、6〜7人は入れそうな浴槽。
 とてもきれいな浴室で、シャワーやカランなどの設備もあり。


 つげ義春の旅行記にも登場する温泉地。静かに静養したい人には最適な温泉です。
 周囲は山、温泉街の規模もそれほど大きくなく、全く観光地化されていません。
 看板が無ければ見逃してしまいそうなほど小さな温泉地ですが、実は1000年以上の歴史があります。

 

 共同浴場は上記のとおり外来観光客は入れません。
 この村の人と思われる老人が1人、手拭を1本だけ持って共同浴場に入っていくのを見ました。
 いいなー入りたい、と思っても入れないものは入れない。
 しかしこの共同浴場、中は見えなかったのですが、外からの造りからして混浴のようです。
 地方によっては今でも村の共同浴場は混浴、って所は時々あります。

 

 共同浴場のすぐ横にある宿「湯口屋旅館」さんに立ち寄り入浴させていただきました。
 たまたま行った時間がチェックアウト過ぎあたりだったため私1人でゆったりと入ることができました。
 お風呂は石造りできれいに保たれています。
 後でわかったのですがこの宿、この温泉の中でも老舗だそうで、全体的に重厚な造りなのです。
 木造なのですが玄関のロビーは広く、階段や廊下もぴかぴかに磨き上げられ、ちょっとただの古い旅館とは違う。
 映画のロケにも使われたそうで、そんな感じの建物なのです。
 ですから浴室がとても近代的なのは正直言って意外でした。

 


きれいな浴室
 お湯は掛流しで湯量は豊富、湯出口からはお湯がどんどん注がれています。
 コップが置いてあったので勿論飲んでみます。かすかな塩味で、大変飲みやすいお湯。
 いくらでもいけそうな感じでした。
 お湯は熱くもなくぬるくもなく丁度よい温度。
 共同浴場の隣なので、同じお湯なのでしょう。
 さっきのおじいさんもこのようにお湯に浸かって極楽気分で居るのでしょうか。

 

 季節は秋でした。宿から出て周囲の山を見るとそろそろ紅葉が始まる気配です。
 紅葉の季節に来たらもっときれいだろうな、と思って山を眺めていると
 なんとさっきのおじいさんが手拭を手に共同浴場から出てくるところでした。
 私と同じように気持ちよく長湯したようです。
 村の人から大切にされている、こんな温泉に来ると、自分のことではないのにとても嬉しくなります。
 これからもずっとこの良いお湯を守っていってほしいと思います。 

以上、2002年訪問


近くを通りかかったので、久しぶりに岩瀬湯本温泉に寄ってみました。
温泉街は道路拡張をしたようで、以前と少し変わっていました。
一番変わったのが、この共同浴場です。
2006年に建て替えられたようで、新しくピカピカ。
「おもで湯」という名前なのですね。
やはり地元の方専用の共同湯のようです。

 

共同湯だけでなく、建物の横には
洗濯場ができていました。
当然ながらお湯はこんこんと掛流しで注がれています。
このあたりは冬は寒いですから、温泉で洗濯ができるのは、
本当にありがたいことに違いないです。いいですね。

 

立ち寄り湯は、やはりすぐ横にあった湯口屋旅館さんへ。
こちらは重厚な建物は変わっていませんでした。
玄関にある立派な階段もそのまま。
相変わらずピカピカに磨かれていました。

 

ここのお風呂は前と同じ。相変わらず、いいお湯です。
お湯の温度もちょうど良く、冷えた体に心地いい。
浴室には湯気とお湯のいい匂いが充満していて、
心の底からホッとできるお風呂でした。
貸切状態でしたので、寝そべったりしながら、
存分にお湯を満喫いたしました。

 

無色透明の癖のないお湯ですが、湯出口はこんな感じに。
やはりそれなりに含まれる成分は多いようです。
小さな温泉がいですが、それだけにお湯を無駄に使うことなく、
地元の人に十分還元できているということに、
とても好感が持てました。
新しくなった共同湯で温まりながら、厳しい冬を乗り切って、
新しい春を迎えるのですね。

 

【最終訪問】
 2007年12月

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