加田温泉(かだおんせん)

【交通】
 車:山陰自動車道宍道ICより国道54号線を広島県方面へ向かって走り
    途中で国道184号線に右折する。そのまま進んでいくと道沿いにある。
    ICからは30KM弱。悪路なし、駐車スペース十分。

   マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 1軒「加田の湯」

 @加田の湯
   島根県飯石郡飯南町下来島707番地2    0854-76-3357
   立ち寄り入浴時間 10:00〜20:00 400円 第2・4火曜日定休

【宿泊施設】
 なし。

【泉質等】
 ナトリウムカルシウム炭酸水素塩塩化物泉。鉱泉。
 赤茶色の濁り湯、透明度は15cmくらい。キシキシした感触。
 炭酸の渋みを感じる味。匂いなし。

【効能】
 一般的効能。

【風呂の様子】
 男女別の内湯。5〜6人入れる大きさの長方形の浴槽と、かなり小ぶりな浴槽が各1つ。
 鉱泉のため加熱しているが掛流し。シャワーカランなど完備。サウナつき。


平成の大合併で名前の消滅してしまった赤来町。
その赤来町に昔あった、「赤来町母子健康センター」が新しくなって
この「加田の湯」となりました。
「赤来の母子健」といえば、安い、ぼろい、でもお湯は絶品として
温泉マニアの間ではかなり有名な存在でした。
これが新しい建物の外観。お湯と同じような、オレンジ色です。

 

窓に沿って長方形の浴槽が据えられています。
そこに溢れるのは、赤錆色の濁ったお湯です。
見るからに鉄が含まれているという感じのお湯ですが、キシキシした肌触りで
やはり鉄を感じるお湯でした。
加熱されているために飲用は許可されていませんが、口に含むと炭酸の味がします。
塩と鉄と炭酸と、保温力の強い成分が総結集された、強力な温泉です。

 

浴槽のアップの写真です。濃そうなお湯でしょう?
浴槽の岩はすでに赤く変色してきていました。
加熱は蒸気で行っており、加水などはなされていません。
このような良い使い方の鉱泉施設をみると、大変うれしくなります。

 

「母子健が建てかえられる」というニュースに、多くの温泉ファンは敏感に反応しました。
その多くは「お湯が悪い使われ方になるのでは」という危機感であったようですが
中にはただ単にノスタルジー的な感情で「なくして欲しくない」という意見もあったようです。

私はもとの母子健を知らないのですが、以前は白っぽいお湯であったそうです。今と源泉が違います。
以前のことを知らない私がどうこういうことは出来ませんが、加田の湯は十分すぎるいい施設だと思います。
「母子健」が取り壊されるにあたって、温泉ファンからの反対意見もあったと推察されますが
生まれ変わった「加田の湯」は、そんな人たちの心配をよそに、大盛況となりました。
オープンから2ヶ月もたたずに利用者が1万人を突破したという事実が
なによりも雄弁に新しい施設の歓迎振りを物語っていると思います。

生まれ変わってもみんなに愛される「加田の湯」。
赤来町という名称がなくなっても、「加田の湯は、もと赤来の母子健」としてみんなの記憶に残ることでしょう。

 

【最終訪問】
 2005年8月

HOMEへ>>島根県一覧へ