金田一温泉 (きんだいちおんせん)

【交通】
 車:八戸自動車道軽米ICより国道395号線を国道4号線方面へ走り、
    国道4号線にぶつかったら右折、その後は道に看板が出ている。
    ICからは約16KM。各施設に駐車スペース完備。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 1軒「金田一温泉センター ゆうゆうゆ〜らく」がある。
 その他、下記の温泉旅館等宿泊施設でも立ち寄り入浴が出来る。

 @金田一温泉センター ゆうゆうゆ〜らく
    岩手県二戸市金田一字湯田41    0195-27-3400
    立ち寄り入浴時間 10:00〜22:00 600円 第3月曜日定休

【宿泊施設】
 小さな温泉地だが、宿泊施設は結構ある。

 @金田一温泉郷公式サイト

【泉質等】
 単純泉。源泉温度は33〜37度と低め。
 無色透明でツルツルした肌触り、かすかな甘味を感じる。

【効能】
 神経痛、高血圧、病後回復など。

【風呂の様子】
 湯でたこが入ったのは、「スパドーム」と「ホテル金田一」「緑風荘」の3箇所。
 スパドームは、男湯のみに源泉槽である露天風呂があり、内湯は循環。
 温室のような、ドーム型の浴室。
 ホテル金田一は、男女とも内湯のみ。加熱してあるが掛流し。
 温度差のある浴槽が2つある。湯出口はお湯の底。
 浴室全体に、お湯のいい匂いが漂っている。
 緑風荘は2階建ての面白い作りの浴室で、浴室中湯気が充満していた。


岩手で語り伝えられる民話の中でも、座敷童子の話は特に有名です。
小さな子供にしか見えないというミステリアスな妖怪ですが、
妖怪というよりは、なんだか妖精のように感じられる、愛らしいものですね。
座敷童子伝説がいまだ残る金田一温泉は、とても静かで小さな温泉地です。
私がこの温泉地で入ったお風呂は3箇所。
最初は2002年に、座敷童子が出るということで有名な「緑風荘」さんに寄りました。

 

なにぶん昔のことなので、正直言って記憶が薄れています。
ただお風呂が面白いつくりで、女湯が2階、男湯が1階で、
2階から1階を見ることが出来るようになっています。
閉鎖されていますが、行き来できるような階段もあり、
きっと昔に混浴だった頃の名残なのかなあと思いました。
浴室は広いですが、湯気で真っ白。
男湯のほうが広かったように思います。

 

宿泊した際、座敷童子の間と呼ばれている部屋を
見せていただくことが出来ました。
沢山の人形が置かれており、これらと一緒の部屋で休むのは、
正直ちょっと怖い感じもしましたね。
庭に面していて広く、とても明るい部屋でした。
人形がなければ、これといって怖さはなかったかもしれません。

 

2006年の末に、久しぶりに金田一温泉に寄ってみました。
温泉地の片隅に小さく建っている「スパドーム」。
立ち寄り湯かと思いきや、宿泊も受け付けているそうです。

 

その名のとおり、ドーム型の浴室。
浴室の中には、観葉植物の鉢植えがいくつも置かれていました。
温かく湿気もあるので、南国の植物には快適な環境かも。
内湯は循環ながら結構ツルツル感があって、
設備的にも整っています。

 

でも、ここの目玉はやはり露天でしょう。
ここの露天は、源泉そのままなのです。
金田一温泉は泉源がいくつかあり、いずれも温度が低いのですが、
ここの源泉は35度です。これがそのまま使われています。

 

真冬に行ったのですが、ぬる湯好きの私にはたまらない源泉槽。
冬といえども、この温度と感触はとても気持ちよく、
あーやっぱりいいなあ・・・とお湯の中で肌をなでながら
心ゆくまでのんびりゆったりいたしました。
ただしこの源泉露天は、男湯のみです。
日替わりではないですので、ご注意を。

 

次に寄ったのは、「ホテル金田一」。高台にある大きなホテルです。
広いロビーのある玄関で料金を支払い、
長い廊下を通って、男女別のお風呂へと向かいます。

 

うーん、私好み!この渋い感じ、たまりません。
半円の浴槽が1つと、四角い浴槽が1つ。
昼間なので大きな窓からの光だけ。
この少々薄暗い感じが、またいいですね。
お湯は多少加熱してありますが、文句なしの掛流し。
湯出口は右の写真のように、浴槽の底にあります。

 

階段を上って、少し高くなっている場所にある浴槽。
こちらのほうがぬるめですが、同じお湯です。
ツルツルした感触がとても気持ちよく、お湯のいい匂いがします。
無色透明ですが、よく見ると黒く細かい湯の花が沢山見られます。
ちょっとレトロを感じる浴室で、風情があってとても気に入りました。

 

柳田国男が「遠野物語」をまとめたのが、明治の終わりの頃です。
今はどんどん地方も近代化され、遠野物語のような伝承を感じさせる光景は、
今後ますます減って行くのかもしれません。
それでも伝承を伝承として残していくというのは大切なことであって、
座敷童子やオシラさまなどの伝説は、今後も語り伝えて欲しいものだと思います。
私はもう大人になってしまったので、座敷童子が現れても見ることは出来ませんが、
きっとこの日本のあちこちに、見えないようにいるのでしょうね。
いつまでも座敷童子が、この金田一温泉を守ってくれますように。

 

【最終訪問】
 2006年12月

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