沓掛温泉(くつかけおんせん)

        【交通】
         車:上信越自動車道坂城ICより国道18号、143号線、県道経由で約20KM。
            別所温泉方面からも行けるのだが、道が細い。上田方面から行くのは楽。
            駐車スペースはあるが、人気施設なのでいっぱいのこともある。

             マピオンでの周辺地図

        【共同浴場】
         1軒「小倉の湯」

         @小倉の湯
            長野県小県郡青木村沓掛   電話不明
            立ち寄り入浴時間 9:00〜21:00 150円 火曜日定休(祝祭日の場合は翌日に振り替え)

        【宿泊施設】
         数軒の宿がある。

         @青木村公式サイト

        【泉質等】
         単純硫黄泉。無色透明、無味、微かに硫黄のような匂いがある。
         細い糸のような白い湯の花がうようよしている。源泉温度は低めで

        【効能】
         高血圧、神経痛、胃腸病、リウマチなど。

        【風呂の様子】
         男女別の内湯のみ。細長い浴槽で、2つに分けられている。
         注がれているお湯は同じだが、浴槽の大きさの違いで温度差のある浴槽となっている。
         ぬるめのお湯が掛流し。シャワーやカランなどもある。
         とにかくいつも混んでいる。


 山の麓の静かな村、青木村。
 この周辺は温泉天国で、丸子温泉郷や別所温泉、美ヶ原温泉など多くの温泉地があります。
 その中では比較的マイナーな存在の青木村沓掛温泉。
 同じ青木村には田沢温泉もあり、どちらも静かに静養したい人向けの温泉地です。

 

 こちらが沓掛温泉の共同浴場、「小倉の湯」。
 平安時代からの歴史ある温泉で、国司の滋野親王の眼の病を治したと伝えられています。
 温泉の裏山が京都の小倉山に似ていたことから、「小倉の湯」。
 今でも信州と京都は遠いですが、平安の昔はもっともっと遠い場所だったに違いありません。
 裏山を見て遠い京都を懐かしんだのでしょう。なんとなく切なくなるお話です。

 

浴室の写真はどうしても撮影できませんでした。
ここはとにかく人気施設で、いつ行っても混んでいます。
観光客も勿論ですが、地元の人が多い。それ程広くない浴室に、いつも人がいっぱいです。

ぬるめのきれいなお湯が浴槽に溢れ、夏でも熱くなくさっぱりとした入浴を楽しめます。
のぼせないので、いつまでも入っていられる。混んでいる原因は、そこにもあるのかも。
体温に近いくらいの温度で、あまりの気持ちよさについうとうとと居眠りしてしまうくらい。
あっという間に30分1時間たってしまいます。

常連さんたちはゆっくりとお湯に浸かりながら、楽しそうにおしゃべりしています。
そんなこんなで混んでいるわけなのですが、かといって大きな施設にして欲しくはないですね。
このままの共同浴場で、いつ行ってもいいお湯を提供してくれれば、それだけで湯でたこは満足です。

 

共同浴場の横に、このような洗い場があります。
勿論温泉を利用したもので、野菜などの食物だけでなく
洗濯や洗車などもできます。
それぞれ料金が明示されており、お金を払えば外来者でも使うことができます。
小さな温泉地ですが湯量は豊富で、はるか平安の昔から滾々と湧き続けているお湯。
村人の生活に十分活用され、村人に愛されている温泉。
平成の現代になっても「小倉の湯」の名を守り続けていることを知ったら
滋野親王もきっと喜んでくれるに違いありません。

        【最終訪問】
         2005年3月

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