くつかけの湯鉱泉(くつかけのゆこうせん)

  【交通】
    車:中央自動車道中津川ICより国道257、256号線を付知町方面へ進む。
       途中田瀬というところで県道に入り、そのまま進んでいくと電柱に看板が見えてくる。
       しかし、この看板がちょっと見づらい。
       「400m」と書いてあるのは、400m先を曲がるのではなく、曲がってから400m先ということ。
      詳しくはマピオンを拡大したりして参照してください。ICからは約15KM。

        マピオンでの周辺地図

   【共同浴場】
    なし。「民宿くつかけの湯」で立ち寄り入浴が出来る。

   【宿泊施設】
     1軒宿「民宿くつかけの湯」

      @民宿くつかけの湯
         岐阜県恵那郡坂下町上野141-6   0573-75-4866
         立ち寄り入浴時間 9:00〜20:00 300円
         1泊2食6000円 素泊まり3000円  不定休 また年末年始は休業

    【泉質】
     ラジウム泉。無色透明無味無臭だが、お湯の中に鉄のようなオレンジの湯の花が見えることがある。
     源泉温度は不明だが、鉱泉なので沸かしている。自然湧出で、1分間3L。

    【効能】
     リウマチ、神経痛など。

    【風呂の様子】
     お風呂は家庭用より少し大きめの浴室で、タイル張り。1つしかなく、貸切制。
     20年前に改装したということだが、つい最近改装したかのようにきれい。
     五右衛門風呂になっていて、浴槽の下に釜がある。薪でたきつけ。
     シャワーやカラン完備。


 ここは以前カーナビで偶然発見した鉱泉です。
 駄目で元々と思い立ち寄り入浴を申し出て入り、すっかり気に入ってしまったところです。
 その後宿泊してみたいと思い、何度か電話したのですが、いつも満室。
 それもそのはず、ここは1日2〜3組しか宿泊できないのです。
 しかも人気があるので、いつも予約が埋まってしまっている。
 ようやく予約が取れたので、行ってきました。

 

 2人入ればいっぱいの浴槽。しかしこれ、五右衛門風呂になっているのです。
 左の写真はその竈。
 薪が赤々と燃えており、近づくととても熱い。
 湯でたこの育った家のお風呂も薪でたいてましたが、とにかく火力が強いのです。
 鉱泉の成分と薪の火力で、とてもよく温まるお湯です。

 

 食事はごく普通の家庭料理に見えますが、なかなか手が込んでいます。
 宿の庭には畑があって、そこで栽培された野菜をふんだんに使っています。 
 つまり、旬のものが出されるということ。
 最近は旅館でも業者の仕出に頼り切っているところが多いので
 このように女将さんが全て手作りで出してくださる料理というのは本当に嬉しいものです。
 写真左あたりに見えるのは、この地方で作られるお寿司。
 そんな土地の名物を季節には出してくださる心遣いもありがたい。
 味も勿論、とても美味しかったですよ。

 

 源泉は裏山の中にあります。山道を5分ほど登っていくと、トタンで覆われた源泉井が。
 そこから宿まで導管を通って、鉱泉がひかれています。
 江戸時代見回りのお侍が見つけたというこの鉱泉。
 それから一度も途絶えることなく滾々と湧きつづけています。

 

坂下町はかつては苗木藩と称し、江戸時代を通じて領地換えがなかった唯一の藩でした。
江戸時代発見された鉱泉は、お殿様に献上されるまでになります。
庶民もその水を人力で運び、湯屋を作って利用していました。
物流の要所でもあったため、そのうちに商人宿ができましたが、時代の流れとともに徐々に減っていきました。
そのうちの1軒がこの民宿「くつかけの湯」です。
有名な温泉地ほどの知名度はないかもしれませんが、歴史のある鉱泉なのです。
今後もその歴史を途絶えさせること無く、守っていってくれたら嬉しいです。

    【最終訪問】
     2004年9月

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