増富ラジウム温泉(ますとみらじうむおんせん)

【交通】
 車:中央自動車道須玉ICより県道「増富ラジウムライン」経由、
    約20KM。

     マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 1軒「増富の湯」

 @増富の湯
    山梨県北杜市須玉町比志6438    0551-20-6500
    立ち寄り入浴時間 10:00〜20:00(冬季は〜18:00) 700円 
    夏季第3水曜日、冬季毎週水曜日定休

【宿泊施設】
 旅館・ホテルなど数軒あり。
 立ち寄り入浴は出来るが、午後からの受付の所もあるので、
 必ず時間の確認をすること。

 増富ラジウム温泉峡観光案内所 0551−45−0600
 @記者が訪ね歩いた山梨の温泉宿

【泉質等】
 放射能泉。黄土色に濁っており、源泉温度は20〜32度と低い。
 ほのかな塩味と炭酸臭、渋み。気泡が特徴。弱いキシキシ感。

【効能】
 浴用にてリウマチ、神経痛、子宮疾患など。
 飲用にて全ての内臓系に効果あり。
 しかし、一部飲用の禁忌症もあるので注意。

【湯でたこの入ったお風呂の様子】
 「不老閣」というホテルの浴場。
 男女別の内湯が1つずつ、いずれも浴槽2つで源泉そのままのと
 沸かし湯の2種類。その他に混浴の岩風呂があるそうだが
 そこには残念ながら入浴できなかった(立ち寄り入浴は不可)。


ICからそれほど遠くないのに、とんでもない田舎に来たような静かな温泉地です。周囲は山。
温泉の案内所の名称が「温泉郷」ではなく「温泉峡」であるのも
この温泉地の環境をあらわしています。

 

この温泉のラジウム含有量は世界有数のもの。東日本では一番です。
ここは湯治による温泉療養がメインとなっている温泉で自炊で逗留している人も多いです。
私は今回共同浴場を見逃しまして不老閣さんのの立ち寄り湯に入ったのですが
そこで「湯治の会」(正確な名称は失念)のパンフレットを見つけました。
この温泉で療養して自分の体にどのような変化があったか
病気がどのように良くなったのかをお互い話し合う、といった内容のもの。
それを読んでいると皆さん真剣に病気を治しに来ており
ただ単に温泉が好きで入りに来たという自分がなんだか場違いみたいに感じてしまいました。
派手な宣伝をしているわけではないのに口コミで集まってくるようです。

 

「不楼閣」さんのお風呂です。こちらは男湯。
浴槽は2つあって、加熱槽と源泉槽に分かれています。
加熱槽は40度以上くらいの温度で、源泉槽と交互に入ります。
いつまでも入っていられるくらいの温度なのですが、
放射能泉は入りすぎると、思わぬ疲労を招くので、要注意です。

 

こちらは女湯。こちらのほうが、色は見やすいかも。
濁って底が見えないくらいで、加熱槽も源泉槽も同じに見えます。
源泉槽も、最初はちょっと冷たく感じますが、
入っているうちに体の中からかーっと温まってくるのを感じます。
これ、放射能泉ではたまに起こる現象のようですが、
冷たい温泉でこれが起こると、本当にびっくりしますね。

 

今回は貸切でしたが、以前来た時は日帰り湯治の人と一緒になりました。
その人は長年病気で苦しんできたそうですが、ここの温泉に通うようになり、
今では薬も手放しているのだとか。
それでもここには通い続けているそうです。
名古屋からわざわざ、車を飛ばしてくるのだそうです。
その口調からは、本当にこの温泉への感謝がにじみ出ていました。

 

勿論ここの温泉は、飲むことも出来ます。
それほど飲みにくくなく、いくらでもいけそうですが、
やはり飲みすぎも禁物です、控えましょう。

こちらの名物「岩風呂」は、宿泊客のみ入浴出来ます。
裏の山にあるそうですが、いつかは入ってみたいものです。
詳しくは、宿の公式サイトをご覧下さい。

 

戦前はお金持ちのリゾート地という面もあったという増富温泉。
現在は、山の中の静かな療養泉として知られています。
他の宿にも共同湯「増富の湯」にも、源泉槽は備わっており、
来る人は皆、効果的な入り方を熟知しているようです。
昔も今も、人々の健康を支え続けてきた、増富の湯。
不便な山の中であっても、昔からの湯を守り続ける人たちがいて、
今でもそのお湯を頼ってくる人たちは後を絶ちません。


【最終訪問】
 2007年2月

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