松川温泉(まつかわおんせん)

【交通】
 車:東北自動車道松尾八幡平ICより県道で約15KM。
    それぞれの宿に駐車場あり。

  マピオンでの周辺地図    

【共同浴場】
 なし。下記の3軒の宿で立ち寄り入浴が出来る。

【宿泊施設】
 旅館3軒。「松川荘」「峡雲荘」「松楓荘」

 松尾八幡平観光協会 0195−78−3500

 @松川荘
   岩手県松尾村松川温泉   0195-78-2255
   年中無休 外来入浴7:00〜20:00 400円
 @峡雲荘
   岩手県松尾村松川温泉     0195-78-2256
   立ち寄り入浴時間 8:00〜20:00 400円 年中無休
 @松楓荘
   岩手県松尾村松川温泉     0195-78-2245
   立ち寄り入浴時間 8:00〜20:00 500円 年中無休

【泉質等】
 硫黄泉。白濁しており、かなり熱い。ツルツルとした肌触り。
 気温などによって加水や、蒸気による加熱をしている。
 硫黄臭、味は特にないが、口の中の金属に反応する。 

【効能】
 神経痛・慢性皮膚病・糖尿病など。

【入った風呂】
 すべての旅館が外来入浴可。
 「松川荘」のお風呂は 男女別内湯1つずつと混浴露天1つ、女性専用露天1つ。
 ここの混浴露天は広くて有名。脱衣所は男女別にある。
 「峡雲荘」は男女別の内湯と露天。内湯からドア1枚隔てて露天へ行ける。
 「松楓荘」は男女別の内湯と露天と、その他に混浴の露天と、
 更に別の場所に混浴の岩風呂というのがある。
 これは川の反対側にあり、吊橋を渡っていかなければならない。


 八幡平温泉郷の奥に位置します。
 このあたりは地熱発電を行っているくらい、地熱の高い場所で
 宿のすぐ近くには発電に使われているなにやら巨大なパイプがありました。
 そんなところに2軒の宿があります。
 今回は松川荘さんにお邪魔しました。

 

 写真は混浴の露天風呂です。
 あずまや風に屋根が一部ついており、岩がところどころに配してある趣のあるものです。
 真っ白なお湯はとても熱く、最初に入るのに一苦労しました。
 ツルツルする感触があって、熱いけれども入ってしまうととても気持ちよいお湯です。
 この日は天気もよく、まぶしい日差しの中で、気持ちよい湯浴みが出来ました。
 女性専用の小さな露天風呂がこの横にあります。

 

 なんとも幻想的な写真になってしまいましたが、内湯です。
 窓から差し込む光がとてもきれい。湯気が光に反射して、きらきら光るさまは
 本当に美しいものでした。
 お湯は露天と同じで、やはり熱いです。
 でも寒い時期はさぞかし気持ちいいんだろうなと思わせるお湯でした。 

以上、2001年9月訪問


【2006年12月追記】
久しぶりに近くを通ったため、松川温泉に寄ってみました。
下記は新たなレポートです。

 

久しぶりに訪れた松川荘。玄関前は除雪されているものの、
結構な積雪でした。
ツアーの団体さんもいらしていて、かなりの混雑振り。
内湯が以前と違っていて、宿のご主人に伺うと、2年前に改装したとのことです。
露天は変わらず熱くて白くていいお湯で、冷えた空気の中で入るお湯は、
数年前に想像した通りの、とても気持ちのいいものでした。

 

松川荘さんからほど近い場所にあるのが峡雲荘さんです。
最近建て直したのか?と思えるほど、きれいで新しい。
宿の前には、ボンネットバスが停まっていました。
このバスは盛岡まで連れて行ってくれるバスで、
午前1本午後2本くらいの運行状況です。
本数は少ないですが、季節問わず運行しています。

 

廊下などもぴかぴかで、とても新しい。
間接照明のいい雰囲気の廊下を通って、
その奥にある浴室へと急ぎました。

 

内湯の浴槽の一部です。実際は10人以上入れる大きさ。
白濁した熱めのお湯がなみなみと溢れ、
思わず入った途端に「く〜っ!」と唸ってしまう気持ちよさ。
大きな窓から差し込む光に湯気がきらきらと反射して、
それを眺めながらゆったりと入りました。

 

内湯からドア1枚隔てて、露天があります。
男湯の露天はかなり広く、このように巨石が配してあったりします。
なんとなく松川荘さんの露天と、雰囲気が似ているかも。
広々とした露天で高い空を見上げながらの入浴は格別。

 

女湯の露天は多少小ぶりになりますが、
それでも10人近くは入れる大きさです。
浴槽横に配された石の間を源泉の川が浴槽まで続いていて、
そこに近寄ると、とてもいい硫黄の匂いがします。
お湯から上がると、体中から湯気が立ち上り、
肌が真っ赤に染まっているのに気づきました。
真冬に汗がひかないくらい温まり、車まで戻りました。

 

残る1件「松楓荘」さんです。広い玄関前は、雪でいっぱい。
宿の人が、せっせと除雪に励んでいました。
玄関に近寄ると、あちこちから湯気が出ています。
硫黄の匂いも、なんとなく漂っています。

 

こちらの宿には、いくつかのお風呂があります。
まずは、男女別の内湯。
10人以上は楽々入れる大き目の浴槽に、高い天井。
その広い浴室中が湯気で白く煙る。
湯気でぼやけて見える高い天井を見つめながら、
お湯の流れる音だけを聞きながら、静かに入りました。

 

こちらには蛇口などは一切ありません。
このように、あがり湯が絶えず溢れている湯壷があって、
そこからお湯を汲んで洗うようになっています。
(改装した松川荘さんの浴室もこのようになっていました)

 

内湯の横には、男女別の露天があります。
4〜5人くらい入れる大きさで、外気で冷やされて
内湯よりはぬるめになっています。
浴槽の横には、祠がありました。
雪で近づけなかったのですが、やはりお湯の神様でしょうか。
ちらちらと雪が舞う中で入るお湯は、格別でした。

 

さてこちらは混浴の露天です。
脱衣所は男女別に分かれており、白濁したお湯で、
途中までですが浴槽に仕切りもあるので、
透明なお湯よりは、入りやすいかもしれません。

 

渓流に面したお風呂は、開放感抜群。
冷たい風が吹くと顔は冷やされて、のぼせ知らず。
延々と入っていられる感じです。
これだけ外が寒いのに、自分だけは温められて
まさに極楽気分のお風呂でした。

 

もう1つのお風呂「岩風呂」は、川の対岸にあります。
そのため、冬はこのように凍った吊橋を渡らなければなりません。
スリッパからサンダルに履き替えていくのですが、
サンダルが濡れていることがあるので、注意。
そして、吊橋は凍っていることもあるので、
冷たいけれど、しっかりと手すりにつかまって渡りましょう。
右の写真は、宿の建物を吊橋から眺めた様子です。

 

吊橋を渡りきって更に進んでいくと、
階段の下にこのように幻想的なお風呂が現れます。
写真が見づらいかもしれませんが、階段の手すりの左あたり、
青くぼんやりと見えるのが、湯面です。
源泉が絶えず注がれており、浴槽の場所によって
熱さがかなり異なるので、入る時は注意してください。
岩をくりぬかれた、天然の洞窟で入るお風呂。
お湯のよさは勿論ですが、山奥の秘湯にふさわしい、
抜群の雰囲気が楽しめますよ。

 

こちらの宿では、立ち寄り入浴客に、
温泉ゆで卵かアイスをサービスしてくれます。
玄関前に熱いお湯が注がれている小さな湯壷があり、
そこで卵を茹でているのだそうです。
私は卵をいただきました。硫黄泉で茹でているので、真っ黒です。
しかし湯量が豊富なんですね。本当にすごい温泉地だと思います。

 

松川荘さんから歩いていけるほどの距離に、
このような巨大な地熱発電所があります。
湯気をもうもうと噴き上げ、近くで見ると、なかなかの迫力です。
発電が出来るほどの地熱と、素晴らしいお湯と、
そして大自然の中という素晴らしい環境。
お湯だけでなく、これら全ての魅力を併せ持った、素晴らしい温泉地。
自然の力というのをひしひしと感じることの出来る、実力派の温泉なのです。

 

【最終訪問】
 2006年12月

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