みくりが池温泉(みくりがいけおんせん)

【交通】
 車:不可。
 電車:立山黒部アルペンルート「室堂」駅より徒歩10分。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 なし。下記のリンク先の「みくりが池温泉」で立ち寄り入浴が出来る。
 「雷鳥沢ヒュッテ」「らいちょう温泉雷鳥荘」も温泉を引いている。

【宿泊施設】
 数軒宿やホテルあり。温泉を引いているのは3軒。

 @立山黒部アルペンルート公式サイト ←ここから「宿泊施設のご案内」→「室堂平」と進む

 *どこの宿も、アルペンルートが開通しなければ、小屋開きしない。
   開業時期、閉鎖時期は必ず確認のこと。大きなホテルでも同じ。

【泉質等】
 「みくりが池温泉」は単純硫黄泉。源泉温度は54.3度。
 室堂平には硫化水素ガスが出る「地獄谷」がある。
 その高温の水蒸気に、みくりが池の副流水を加えて、ガス抜きしたお湯を利用している。
 湯量の調節のみで温度管理を行っている。
 白濁したツルツル感のあるお湯。酸っぱい。

【効能】
 動脈硬化、慢性婦人病、慢性皮膚病、創傷、高血圧など。

【風呂の様子】
 男女別の内湯。木枠の浴槽は2つに分かれており、温度差がある。白濁したお湯が掛流し。



雪の中の案内看板
みくりが池温泉は、日本一高所にある温泉の中の1つです。
正確には立山の「室道平」の標高が2400m以上あるのですが、
そこの地獄谷からの温泉を引いている宿が3軒あり、そのうちの1つがみくりが池温泉なのです。
GW、立山室道平は、まだ雪だらけですが、小屋開きはしていました。
せっかくこんな遠くまで行くのなら一泊したほうがのんびり出来そう。
ということで、今回はここに一泊してまいりました。

 

私が行った日の天気は悪く、雨足が強かった。
5月にしては深い雪の中を、雨に打たれながら歩いていると、
濡れた衣服は冷たいのですが、体は段々火照ってきます。
駅から宿までは、ゆるい登り坂。雪に足をとられるので、それなりに疲労します。

 

こんな場所ですが、立派な建物です。ロビーのインテリアは、やはり山小屋風。
でも大きな建物で、部屋数も沢山ある。廊下も長い。
部屋は個室と、4人部屋(2段ベッド2つ)があり、好きなほうを選べます。
私はのんびりぐーたらしたかったので、個室にしましたが、
大部屋だとかなりリーズナブルなようです。

 

さてお風呂です。脱衣所はこの通り、シンプル。
脱衣篭がいくつか置いてあるだけですが、
とても清潔に管理されています。

 

浴室です。窓からの光を受けて、湯面がきれい。
床や壁には石やタイルを多用しているのですが、
木のよさを生かした造りとなっています。
左右の浴槽で温度差がありますので、熱いぬるいのどちらでも大丈夫。
ツルツルした感触が気持ちよく、硫黄の匂いがたまりません。

 

湯出口です。微かに白濁したお湯の中に、白く細かい湯の花が無数にある感じです。
ここは湯量の調節で温度管理をしていますが、そのためのバルブは地獄谷にあります。
湯量を変えるためには、いちいち地獄谷まで下りていかなければなりません。
宿の努力によって、このお湯の快適さは保たれています。

 

写真が暗いですが、これは夜の浴室。
灯りが抑えられているので、とてもいい雰囲気です。
暗めの浴室でじっとお湯に浸かっていると、ここが2000m以上の高所だということを
忘れてしまいそうになります。
お湯だけでなく浴室の雰囲気も抜群で、わざわざ来てよかったと心から思いました。

 

翌朝は前日とは打って変わっての良い天気。帰りの道も、快適でした。
私の前を、山スキーへ行く人が歩いています。
その向こうには、白く煙った雪山がかすんで見えます。
ああ、やっぱりここはすごい場所なんだなあ、と改めて感じました。

 

温泉ガスと水で作られた温泉は本物ではない、という意見の人もいますが、
私は全く気にしません。とてもいいと思います。
箱根の一部の温泉はそうですし、秋の宮温泉郷の一部もそうです。
どこも本当にいいお湯でした。もちろん、みくりが池も。
GWにはまだ地獄谷には足を踏み入れることは出来ませんが、
こんないいお湯に入れたので、それだけで十分に満足できました。
夏場には素晴らしい景観や星空が眺められる、室道平の温泉。
室堂散策を考えていらっしゃる方は、みくりが池周辺の温泉で、
汗を流してみてはいかがでしょうか。

宿泊者へのお土産コースター

 

【最終訪問】
 2006年5月

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