中小屋温泉(なかごやおんせん)

【交通】
 車:札幌市内から国道275号線を月形方面へ約35KM。
    国道沿いに小さな看板が出ており、ゲートがある。駐車スペース完備。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 なし。下記の「中小屋温泉 きくの園」

 @中小屋温泉 きくの園
    石狩郡当別町中小屋    01332-7-2011
    立ち寄り入浴時間 9:00〜21:00 400円 年中無休

【泉質等】
 含食塩硫化水素泉。源泉温度は10.5度。20L/分の自噴。
 源泉はコップに汲むと無色透明、浴槽では少々緑がかって見える。
 硫黄臭、卵のような味。

【効能】
 創傷、やけど、リウマチ、皮膚病、神経痛、胃酸減少など。

【風呂の様子】
 男女別の内湯と露天。かなり広いタイル張りの浴室。
 内湯はおそらく循環していると思われる。ぬるめに沸かしたお湯。
 サウナの横の蛇口から源泉が出るので、そこで飲むことが出来る。


栗沢温泉に寄った際、一緒に入っていた地元の人から教えていただいた温泉です。
札幌からそれほど遠くなく、山の中でもないので、車さえあれば楽に行ける温泉。
歴史は古く、宿の営業は明治39年から。
この地に湧いていた鉱泉を発見し、宿を始めてからすでに100年近くがたつわけです。
駅も近くにあり通年営業しています。

 

浴室はかなり大きなものでした。タイル張りで、設備も整っています。
ほのかに緑色に見えますが、光の加減で色の濃さが異なるかも。
循環ではありましたが、ツルツルする感触の、とてもいいお湯でした。
サウナの横に蛇口がしつらえてあり、ひねると源泉が出てきます。
弱い硫黄臭とやさしい卵の味。強い硫黄泉ではないので、肌が弱い人でも大丈夫。

 

露天は完全な露天というわけではなく、温室のような囲いがしてあります。
勿論窓は開けることが出来ますので、少し外気を入れたりしてみました。
冬場は絶対に雪が降るので、このような設備は必需品なのでしょうね。
私が行った日は平日の日中だったからか、ほぼ貸切での利用となりましたが、
普段は結構地元の人で賑わっているそうです。
地元の人に愛されている温泉というのは、やはりいいですね。

 

小学校の国語の時間に、「にれの町」という散文詩が教科書に載っていました。
開拓以前の原野だった北海道に生えていた1本の楡の木。
入植者が入ってきて原野を切り開き、どんどん街が出来ていく様子を、
その楡の木が見つめているという内容でした。(調べたら百田宗治さんという方の作品のようです)
北海道のシンボルでもある楡の木を中心にして、北海道に生きた人々の歴史を見つめるこの詩は、
淡々とした語りながらも、なんとも言えない感動を子供だった私に与えてくれました。
楡の木が人々の歴史を見つめ続けたように、この鉱泉も周囲の歴史を見つめ続けたのでしょう。
開発が進んで周囲の様子が変わっても、この鉱泉は立ち続ける楡の木と同じように、
今後も今までと同様に湧き続けてくれることでしょう。

 

【最終訪問】
 2004年9月

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