鉛温泉(なまりおんせん)

【交通】
 車:東北自動車道花巻南ICより県道を西へ進む。
    志戸平温泉や大沢温泉の方面を目指す(看板あり)。
    大沢温泉などを通過し、そのまま進んでいくと案内看板がある。
    最後は細い道をおりていくかたちとなる。
    1軒宿「藤三旅館」に駐車場はあるが、駐車場に入る通路がかなり狭い。
    また駐車場も広いものではないので、他の車が沢山入っていると
    何度かきりかえしが必要となることもある。 大きな車は要注意。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 なし。

【宿泊施設】
 1軒宿「藤三旅館」

 @藤三旅館
    岩手県花巻市鉛中平75-1   0198-25-2311
    立ち寄り入浴時間 10:00〜20:00 500円
    普通の宿泊のほか自炊部もあり。

【泉質等】
 単純硫化水素泉とアルカリ性単純泉。源泉温度45度。無色透明、無味無臭。
 透明な中に黒い細かい湯の花あり。よく温まるお湯。

【効能】
 リウマチ、神経痛、胃腸病など。

【風呂の様子】
 男女別の内湯各1と混浴内湯が1つ。混浴の内湯は「白猿の湯」と呼ばれ
 浴槽の深さが1.2M以上あり、立ったまま入浴する珍しい浴槽。
 お湯は浴槽の底から出てくるようだ。
 男女別のお風呂は窓が広くとってあり、川を見下ろしながら入浴できる気持ちいいもの。


 秋田県との県境に程近い八幡平のあたりは温泉の宝庫。
 広い岩手県の狭い範囲ですが、良いお湯が集まっています。
 ここ鉛温泉はお湯の質なども勿論よいわけですが
 古い建築や珍しい形式のお風呂など、いろいろなことで有名です。

 

 なんともいえない趣のある建物です。
 川沿いの崖のような場所に造られているのですが、新しい建築ではなさそうなのです。
 玄関の重厚な雰囲気、清潔でよく磨きこまれた廊下などは
 古いけどぼろくはないという、理想的な状態で残っています。
 いつ頃の建築なのかはわからないのですが、現在流行の欠陥住宅のような稚拙な技術だったら
 あっという間に崩れてしまいそうな崖っぷち。
 あちこちの温泉をまわるたびに、昔の大工さんの建築技術とプライドには本当に感心します。

 

男女別の浴室は、新しく造られたというか、改装されたようでした。
 タイル張りで、窓は大きく採光が良いので大変明るいです。
 湯量は豊富で当然ながら掛流し、勿論飲泉もできます。
 窓の下には川が見え、川の向こうには山が見える。
 のどかな光景を眺めながら、お湯に浸かったり出て涼んだりしました。

 

 さて、鉛温泉の名物ともいえる混浴の「白猿の湯」。
 ここは浴槽が深く、立って入るという珍しい温泉。
 最初はそれほど深くなかったらしいのですが、源泉が浴槽の底から湧いているので
 お湯の出が弱くなったりするとまた掘ったりして、そうしているうちに徐々に深くなってしまったそうです。
 現在一番深い場所は130cmくらいはあるらしい。
 子供なら間違いなく沈んでしまいますね。私の身長でもちょっと危ない。
 実際に入ってどんなもんだか見てみよう、、、と浴室のがらり戸を開けると、そこは大変広い空間。
 扉から更に下に階段が伸びていて、浴室と脱衣所は地下
1階というべき場所にありました。
 入口の扉からはさえぎるものは何もなく、体育館の
2階から下を見下ろすような感じで、全部が見えます。
 浴室の真ん中に楕円形の浴槽があり、なるほどその中でたったままの人が数人。本当に深そう。

 しかしここまで来ておきながら、私はこのお風呂に入れなかった。
 何故かというと、混浴なのは知っていたのですが、脱衣所も丸見えだったのです。
 浴室の扉を開けて浴槽を見ると、入浴中の人もなんとよく見えてしまうことか。
 お湯は透明だし、だだっぴろい空間で隠してくれるようなものは何もないわけで
 それが開放感につながっているのですが、脱衣所も見えてしまうというのは何となく精神的にきついものがありました。
 入ってみたかったのですが、断念。本当はこういうお風呂は立ち寄りではなく宿泊して
 夜間人が全くいない時間に入ったほうが開放感もあっていいんでしょうね。
 宿泊する機会があって、このお風呂に入浴することができたら、その時はまたこのページを書き直しいたします。
 いつになるかわからないけど。

【最終訪問】
 2003年2月

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