奥津温泉(おくつおんせん)

【交通】
 車:中国自動車道院庄ICより国道179号線を鳥取方面へ約20KM。
    温泉街の駐車スペースがあるので、そこに停める。
    共同浴場は、そこから歩いて5分くらい。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 川沿いの露天風呂、そのすぐ近くに浴室と洗濯場を兼ねた「洗濯場」がある。
 その他立ち寄り入浴施設「花美人の里」がある。  

 @奥津温泉 洗濯場
    苫田郡奥津町奥津川西   電話なし
    立ち寄り入浴時間 9:00〜4:00 無料 年中無休
    4:00〜9:00までは原則的に洗濯時間。入浴は他の時間で。
    ただし洗濯は時間に制限は無く、入浴している人がいても行われるのでそのつもりで。

【宿泊施設】
 数軒の宿がある。

 @岡山県観光連盟奥津温泉のページ

【泉質等】
 アルカリ性単純泉。無色透明無味無臭。
 ツルツルした感触のお湯。

【効能】
 神経痛、筋肉痛、リウマチなどの他、美肌効果も高い。

【洗濯場と露天風呂の風呂の様子】
 洗濯場は細長いつくりで、浴槽も細長い。
 それをいくつかに区切ってあり、入り口から見て手前が洗濯用、奥が入浴用となっている。
 コンクリート+タイルで、掛流し。ちょうど良い温度のお湯。完全混浴。
 露天は洗濯場のすぐ横に作られているのだが、周囲から丸見えなので、覚悟が必要。
 脱衣所は洗濯場を利用する。


山間の地に江戸時代から続く奥津温泉。
古くは湯治場でしたが、時代の流れに沿って現代では観光がメインとなっています。
新しくきれいな観光客向けの温泉施設もありますが
やはりここでは古くから人々の生活に根付いた温泉を見てみるのが一番でしょう。
温泉街を流れる川沿いにひっそりとある「洗濯場」。
野沢温泉の洗濯場とは違って、洗濯場と入浴浴槽が同じ空間にあるものです。

 

中はこのような造り。細長い浴槽があって、奥が「上湯」手前が「下湯」です。
「上湯」はいわばあがり湯のようなもの。最後はここに入って仕上げだそうです。
これらの浴槽の手前に、同じようなつくりで洗濯用の浴槽(?)があり
私が行った時間にも、洗濯をしている人がいらっしゃいました!
お母さんが洗濯をしている間、小さな子供はお風呂に入ったりするのだそうです。
同じ空間なので目が行き届くわけです。とても合理的な方法です。
お湯は無色透明で、美人の湯というだけのことはあり、肌がツルツルします。
湯上りの乾燥もなく、しっとりするお湯です。

 

洗濯場から外へ出ると、すぐ目の前にこのような露天風呂があります。
川沿いだし目隠しはないし、奥に見える橋からも丸見えです。
ここに入るにはちょっと度胸が必要かもしれません。
洗濯場と同じお湯が掛流されており、お湯のよさは保障できます。

この露天では日曜祝日の朝8:30より20分間、足踏み洗濯の実演がなされます。(写真
足踏み洗濯はこの地方独特の洗濯方法で、山深いこの土地ではクマなどの野獣も多く
洗濯中にそれらに襲われそうになった時に、すぐに逃げられるように足で踏んで洗濯していたのです。
現在は観光ショーとしてしか行われなくなりましたが、洗濯場での手洗いはまだ続けられています。
山奥に湧くやさしい美人の湯は、山人の生活を支えてきた歴史のある温泉でした。
今後もずっと洗濯をする親子や村の人々を、優しく温め続けてくれることでしょう。

 

【最終訪問】
 2005年9月

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