留真温泉(るしんおんせん)

【交通】
 車:釧路市街地から国道38号線を海岸沿いに襟裳岬方面へ走り道道56号線を右折、
    留真温泉入り口という交差点で道道947号線へ曲がって走っていくとある。
    釧路市街地からは約90KM。途中からはダート道。

     マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 なし。下記の「留真温泉」で立ち寄り入浴が出来る。

【宿泊施設】
 1軒宿「留真温泉」

 @留真温泉
    北海道十勝郡浦幌町字留真177   01557-6-4410
    立ち寄り入浴時間 11:00〜21:30(冬季は〜20:00) 400円

【泉質等】
 単純硫黄泉。源泉温度は30.6度。310L/分の自噴泉、PHは9.6。無色透明。
 ツルツル感のあるお湯で、硫黄の匂いなどは入浴ではわからないが、口に含むと感じられる。湯量豊富。

【効能】
 糖尿病、痛風、便秘など。

【風呂の様子】
 男女別の内湯と、男女日替わり露天がある。内湯はタイル張り、シャワーもカランも温泉が出る。
 露天は岩組み。廊下に飲泉所があるが、浴槽の湯出口のお湯も飲めると思う。


 道東スーパー林道の入り口にある1軒宿です。
 山の中の温泉宿なのに、浦幌市街から近いためか(近いと言っても10KM以上ありますが)
 駐車場には沢山車が停まっています。
 北海道というのはとにかく空の広さを感じるところで、ここも建物の向こうの空が広いです。

 

廊下にこのように飲泉所が設けてありました。
温泉の効能の中でも糖尿病や痛風など、飲んで効くようなものが特記されています。
ここのお湯は浴用というよりも、飲用で効果が大きいのでしょうか。
口に含むと微かな硫黄を感じます。

 

 さて、お風呂です。
 ぬるめのお湯が5〜6人入れる大きさの浴槽に注がれています。
 浴槽のふちから平均的に溢れて、周囲に広がっていく様はなかなかきれい。
 ツルツル感の強いお湯で、ぬるめなのでいつまででも入っていられそう。
 お風呂でうたた寝するには丁度良い温度です。

 

こちらは露天。この写真では良くわからないかもしれませんが
浴槽の中に岩を組み合わせた仕切りがあるのです。
その仕切りの中と外で、微妙な温度差がありますが、どちらもやはりぬるめです。
こちらも湯量豊富で、かなり広い浴槽なのですが、ざあざあと溢れていました。
周囲に何も無いところで、やはりここでも空の広さが感じられて
とても気持ちいい入浴となりました。

 

浦幌町は、以前は炭鉱の町でした。
入植の頃発見された留真温泉は、炭鉱で働く人たちの温泉だったのです。
炭鉱が閉鎖されて、一時期留真温泉も閉鎖されたそうですが
自治体が復活させ、現在に至ります。再開してくれてよかったと思います。
昔炭鉱で働いていた人たちにとっての再開は、何か別の思いがあるのではないでしょうか。
炭鉱を支えた温泉として、今後も語り継がれて欲しいものです。

 

【後日談】
上のように書くだけ書いて、1年以上が過ぎていました。
アップし忘れていたというだけなのですが、先日ニュースを見ていたら留真温泉が出ていました。
しかしそれは良いニュースとは言えず、ここ数ヶ月の原油高で、留真温泉の経営が圧迫されているというものでした。
留真温泉は源泉温度が低いため、浴用に適する温度に加温しなければなりません。
内湯はまだしも、露天はそれ以上の加温を必要とするため、かなり経済的に苦しいようです。
2005年の冬は、再開以来の冬季閉鎖ということになってしまいました。

留真のある浦幌町には温泉が他にありません。
また観光客が沢山来るような場所でもなかったようで、観光客の誘致と町民のために、
第3セクターが買い取って経営を続けていたのです。
金銭的な問題ゆえに解決は難しく、春からの再開も危ぶまれている様子。従業員の一部解雇は確実のようです。
とても寂しいニュースで、自分も一度訪れているだけに、胸が詰まるような思いでした。

露天がないと、お客は呼べないのでしょうか?まあ中には露天風呂のマニアというのもいるとは思いますが
多くの温泉ファンはお湯の質目当てで行動することが多いように思うので、
ここのように良い使い方をしていれば、私のようなメグラーは露天が無くても立ち寄るのではないかと。
一番のお得意様である町民の皆さんが、留真に対してどのようなことを望んでいるのかが、一番大切ではないでしょうか。
「露天は無くても続いて欲しい」という人も居ると思うので、今後良い方向へ進んでくれるといいなあと祈っています。

 

【最終訪問】
 2004年9月

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