渋温泉(しぶおんせん)

【交通】
 車:上信越自動車道信州中野ICより志賀中野有料道路を通り、国道292号線経由、約10KM強。
    外来者用の駐車場は、温泉街のはずれ(釜風呂の近く)にあるが、収容台数は少ない。
    宿泊者は宿専用の駐車スペースが離れたところにあり勝手に停めることは出来ない。
    宿の人が移動させたりなど各宿により方法があるので、宿の人に従うこと。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 「外湯めぐり」の共同浴場が9軒。これは渋温泉の旅館に宿泊するか、駐車場にきちんと停めること。
 宿泊者は無料で全部の外湯に入ることができる。
 「薬湯信玄かま風呂」は釜風呂と小さな普通浴室があって、ここのみ有料。300円。

【宿泊施設】
 旅館、民宿などたくさん。

 渋温泉の公式サイト

【泉質等】
 ナトリウム塩化物泉、硫黄泉など。全体的に熱め。無色透明の
 お湯の中に、白や黒の大小の湯の花が舞っている。
 硫黄の匂い。

【効能】
 皮膚病、胃腸病、神経痛など。

【共同浴場の風呂の様子】
 いずれも入口から男女別に分かれている。
 常時施錠されており、宿泊者に旅館から貸し出される
 合鍵を使って開錠して入る。
 脱衣所は脱いだものを入れる棚があるだけで
 貴重品を入れるような鍵付のロッカーはない。
 浴室は湯船と洗い場のみで、いずれもこぢんまりしている。
 シャワーなどの設備はない。

 「薬湯信玄かま風呂」は10畳ほどのスペースの部屋に
 ビニールござが敷いてあり、そこに座ったり寝転んだりして
 温まる。そこから続いた場所に普通の浴室があり、
 そこで汗を流して出る。


 「外湯めぐり」で有名な渋温泉。
 細い路地の両脇に旅館、民宿、お土産物屋さんが並びわかりやすい日本の温泉街という雰囲気です。
 上記にもあるとおり、ここは宿泊するか、駐車場を利用しないと外湯めぐりに参加できません。
 で、私も宿に予約を入れ宿泊。
 チェックインすると部屋の机の上に外湯めぐりの鍵が置いてあります。
 それぞれの外湯にはスタンプがおいてありそれを宿で購入した手ぬぐい(300円)に1個ずつ押していき
 最後に温泉街中心の薬師様におまいりし、そこでも押印。
 それで「苦」(9)が流れ、厄除けになるというわけです。
 早速浴衣に着替えて繰り出しました。

 

 まわった順番は滅茶苦茶でしたが、一応紹介は順番どおりにいきましょう。
 ここ「初湯」は温泉街の中心近くにあります。
 木の浴槽で、ささにごりのお湯、味はなく少し金属臭が感じられました。
一番湯「初湯」

 

初湯から2分ほど歩くと「笹の湯」です。
ここはタイルの浴槽でした。無色透明、無味無臭のお湯が注がれています。
肌にビシビシ感じる熱さ、この熱さがたまらなく気持ちいいお湯でした。
二番湯「笹の湯」 湯壷

 

 「綿の湯」は温泉街の一番端にあります。
 タイルの浴槽で、無色透明無味無臭のお湯です。
 口の中で少々粉っぽさを感じました。
 お湯の中に白く細かいゴミのような湯の花が見られました。
 丁度良い温度になっており、とても快適な入浴でした。
三番湯「綿の湯」

 

浴室中が湯煙でいっぱい、ちょっと見づらい写真になっています。
木の浴槽で、無色透明無味無臭のお湯。
床まで全部木造りで、とても温かみのある浴室で満足。
四番湯「竹の湯」

 

 タイルの浴槽に熱いお湯が少しずつ注がれています。
 ここの浴室の扉を開けた途端、お湯のいい匂いが鼻をくすぐりました。
 ここのお湯はツルツル感が強いお湯。
 味はないのですが、なんとなく美味しく感じるお湯でした。
 個人的にはとても気に入った外湯の1つです。
五番湯「松の湯」

 

ここはかなり大き目の浴槽と浴室です。
熱いお湯が右の写真のように多めに注がれていますが
浴槽が大きいのでちょっと熱めくらいの温度になっています。
白い湯の花が沢山舞っており、ツルツル感を感じるお湯です。
以前来た時よりも、湯の花が少なく感じました。
やはり温泉は生き物、その日の状態によって変わるのですね。
六番湯「目洗の湯」

 

 無色透明のお湯ですが、飲む時にわずかな硫黄臭を感じます。
 ここで特徴的なのは湯の花。
 浴槽の底に、細かいオレンジ色の湯の花が沢山沈んでいます。
 お湯を手でかき回すと、それらがわーっとお湯の中に舞います。
七番湯「七操の湯」

 

この写真だとよくわからないかもしれませんが、微かに白濁したお湯です。
味や匂いは感じませんでした。木の浴槽がで、浴室の湯煙がすごかったです。
宿泊した翌朝、この外湯から住民の方がお風呂道具を持って出てくるのを見ました。
こんないいお湯で一日が始まるなんて、なんと贅沢なことでしょう。
うらやましい限りです。
八番湯「神明滝の湯」

 

 温泉街のはずれにある釜風呂です。ここだけは料金がかかります。
 釜風呂とは言わば蒸し風呂。
 一般のサウナほど熱くなく、息苦しくなく入っていられます。
 体の芯まで温まったら、温泉で汗を流します。
 ちょっと鉄の匂いを感じる、苦味のあるお湯でした。
番外薬湯「信玄釜風呂」

 

結願湯の大湯です。温泉街の中心にあり、風格があります。
総木造りで、全体的に他の外湯よりも大きい。
浴槽は2つに分かれており、片方だけに熱いお湯が注がれているのですが
殆ど同じくらいの温度になっていました。
底がなんとか見えるくらいの笹にごり、意外にも無味無臭です。
とてもよく温まり、本当にいいお湯です。

一番右の写真は、脱衣所の片隅にある蒸し風呂。
温泉熱を利用してのサウナで、それほど熱くありません。

 

宿の前の温泉たまご 大湯横にある足湯 温泉街のはずれにある源泉

 

私は今回は大湯の横にある「湯本旅館」さんに宿泊しました。
大湯のすぐ横なので同じお湯かと思いきや、全く違うものでした。
独自源泉の他に、地獄谷から引いてきているお湯もあり
外湯と合わせて様々なお湯を楽しむことが出来ました。
貸し切り露天 内湯 湯本旅館

 

 ここの温泉地はいつ来ても人が多く賑わっています。
 お湯がよいのも勿論ですが、「外湯めぐり」が集客に影響を及ぼしているのは否定できません。
 各温泉地で名物というのはいろいろあるのですが、ここの場合はやはり外湯めぐりなのでしょう。
 新たに何か施設を作るなどの巨大な設備投資なしで、地域の活性化に大成功をおさめているわけです。

 普段温泉街の人が利用している外湯を開放することによって
 私のような温泉マニアや普通の観光旅行の人、
 宴会旅行の人全ての人間を対象に出来るような温泉地作りが出来ています。
 しかもスタンプを押す手ぬぐいもどうしても買ってしまいますし、
 「温泉地のペースに乗せられちゃってるなあ」と笑いながらも楽しむことが出来ているのです。
 大きなテーマパークを作らなくても、人は集められるという良い見本です。

 というわけで、いろいろな人が楽しむことが出来る温泉地です。
 温泉薬師様には外湯めぐりをせずともお参りも出来ますので、興味のある方はどうぞ。

【最終訪問】
 2005年3月

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