白金温泉(しろがねおんせん)

【交通】
 車:道央自動車道滝川ICより国道38号線を富良野方面へ進み
    国道237号線にあたったら左折、道道353号線で右折。
    更に進んで道道966号線で右折して少し行くとある。ICからは約110KM。
    または滝川ICより国道38号線を滝川市内へ進み国道12号線を旭川方面へ進み
    国道237号線にあたったら右折、その後は上記と同じルートをたどる。
    こちらは100KM弱くらい。
    どちらの行き方でも悪路はなく、冬場でなければ問題なし。
    駐車スペースもある。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 2軒「美瑛町国民保養センター」「町営白樺荘」

 @美瑛町国民保養センター
    上川郡美瑛町白金    0166-94-3016
    立ち寄り入浴時間 9:30〜20:00 300円
    宿泊不可 月曜日定休

 @町営白樺荘
    上川郡美瑛町白金    0166-94-3344
    立ち寄り入浴時間 10:00〜15:00 300円
    素泊まりのみ可 2550円 水曜日定休

【宿泊施設】
 上記の白樺荘の他にも宿泊施設あり。

 @美瑛町観光協会

【泉質】
 国民保養センターも白樺荘も同じお湯で、ナトリウムマグネシウムカルシウム硫酸塩塩化物泉。
 源泉温度は46.5度。2つの源泉の混合泉。
 ほのかに緑がかった濁ったお湯で、キシキシした感触がある。熱い。
 微かな塩味と、飲んだ後に金属的な苦味を感じる。白樺荘のほうが苦味は強め。
 白樺荘のほうは誰も入っていない時間が長かったのか、ケイ酸の膜がお湯の表面に出来ていた。

【効能】
 慢性消化器病、痔、皮膚病、切り傷、など。

【風呂の様子】
 どちらも男女別の内湯のみ。
 国民保養センターは10人くらい入れる大きさの四角い浴槽。
 白樺荘はタイル張りの浴室だが浴槽は6〜7人入れる大きさのポリ浴槽。
 いずれも熱いお湯が掛流し。


 丘の町、美瑛。富良野とともに、女性から圧倒的な人気を誇る、北海道の観光スポットです。
 実際私も美瑛の丘を見渡して、なんとすごい景色だろうと感嘆しました。
 普通の農地がこれほどまでに美しい風景画のようになるとは。ほんと見事です。
 美瑛はCMロケにも多く使われている土地で「ケンとメリーの木」「マイルドセブンの丘」など
 そのCMにちなんだ愛称がその場所に使われているのですが
 若い人は知らないだろーな、「ケンとメリーのスカイライン」なんて。ああ、年齢がばれる。
 これは売り出した観光課がえらいな、と丘の上でひとしきり感心してしまったのでした。


 丘ばかりがクローズアップされがちな美瑛町ですが、実は温泉もあるのですよ。
 すぐ近くの「白金温泉」。活火山である十勝岳のすぐ近くなのですから、不思議でもないのですが
 美瑛の知名度に比べると、ちと落ちます。
 町営の温泉施設も2つもある。両方とも風情があって、とてもいいです。


 「国民保養センター」は道道からちょっと横に入ったところにあるのですが
 最初「もう営業していないのでは・・・」と思ってしまいました。
 なにせ駐車場は草ぼうぼうで一部鎖も張られているし、なんとなく薄暗いのです。
 しかしお湯の流れる音だけは聞こえるし、浴室と思われる場所は灯りがついている様子。
 思い切ってやはり雑草生えまくりの階段を上っていくと、薄暗いながらもちゃんと営業しておりました。
 外観ほどぼろい建物という感じではなく、掃除もきちんとされていました。


 浴室も想像したよりもきれい。熱いお湯が惜しげもなく注がれているので、湯気で浴室が煙っています。
 肌にびりびり感じる熱いお湯なのですが、不思議なことにすんなり入れました。
 いつも思うのですが、同じ温度ならただの水を熱く沸かしたものよりも温泉の方が入りやすいのです。何故でしょう。
 しかし温まり方は温泉のほうが上。とにかくここもよく温まります。
 じんわりというよりも、カッカしてくるといったほうがぴったりくるような温まり方です。
 ものの2〜3分で頭皮は汗でびっしょりに。
 夏場はきついかもしれませんが、寒い冬はこれくらい熱いほうがいいでしょうね。
 私が帰る頃、おばあさんとお母さんに連れられて2歳くらいの男の子が来ていましたが
 あんな小さな子もこの熱いお湯に入るとは。慣れているのでしょうか。


 「白樺荘」は国民保養センターのすぐ近くの道道ぞいにありますので、こちらのほうが見つけやすいかも。
 こちらのほうが浴室は広めではありました。ポリの浴槽はちょっと情緒に欠けますが、掃除は完璧。
 保養センターと同じお湯なので、またもやここで茹ってしまいそうでした。近場のはしごはつらいなあ。
 自炊湯治している人だけでなく、登山客も多く立ち寄ります。
 みなさん自分と同じくらいの重さのリュックを下ろして、ゆったりとお湯に浸かって山の疲れをとっていました。
 寒い山の上から戻ってきての一浴びは、本当に気持ちよいものだそうです。


 美瑛の丘はあまりにも美しく、観光のためのテーマパークのように感じてしまうこともあります。
 しかしパッチワークのように見える丘には全て農作物が植えられており
 それらによって生計を立てている普通の人々の生活の場なのです。
 ともすれば忘れてしまいがちなことなのですが、この2つの共同浴場には
 この観光地で普通の生活を送る人たちが多く訪れていました。
 それは、いかにもという感じの美瑛駅や観光案内所などの雰囲気とは違って
 なんとなくほっとさせてくれる光景でした。
 やはり私にはみんなが美瑛に求めているような雰囲気よりも
 「ふだん着の温泉」のような雰囲気のほうが、しっくりくるのかもしれません。

【最終訪問】
 2004年9月

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