下島温泉(したじまおんせん)

【交通】
 車: 東海北陸自動車道郡上八幡ICより国道25号、41号線を経由、
    下呂温泉を通過してそのまま走ると飛騨小坂駅の近くで県道へ右折する。
     ICより約70KM。       
     共同浴場にも宿にも駐車スペースはある。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】

 1軒「ひめしゃがの湯」

 @ひめしゃがの湯
    岐阜県下呂市小坂町落合1656   0576-62-3434
    立ち寄り入浴時間 10:00〜21:00 600円


【宿泊施設】
 民宿2軒あり。

 飛騨小坂観光協会の公式サイト
 小坂町商工会の公式サイト

【泉質等】
 日帰り入浴施設の「ひめしゃがの湯」はナトリウム炭酸水素塩塩化物泉。源泉温度24・3度。
 オレンジ色の濁ったお湯で、炭酸の渋みと鉄の匂いが強烈。
 民宿「朝六荘」はラジウム泉、炭酸泉。源泉温度は15度。
 戦前はラジウム泉が主に浴用に使用されており、炭酸泉は飲用のサイダーとして出荷されていた。
 無色透明、無味無臭のラジウム泉、甘くないサイダーの炭酸泉。気泡が沢山付着するお湯。

【効能】
 慢性皮膚病、切り傷、火傷、神経痛など。

【湯でたこの入った風呂】
 浴室は広く浴槽も沢山あり露天もあるが、温泉が注がれているのは内湯のみ。
 タオルが赤くなるので注意。飲泉所は入り口にあり、ひしゃくで飲むことができる。
 「朝六荘」はラジウム泉と炭酸泉のお風呂が別々にあり、どちらも内湯のみ。
 タイル張りの浴室で、窓を開けると川が見えて風光明媚。


 炭酸泉というとどういうイメージがあるでしょうか。
 浴槽の底からサイダーのようにシュワシュワと泡が出てくる、そんな感じがしますね。
 現在の温泉法では炭酸泉という名称はなくなっていて、かわりに単純二酸化炭素泉となっていますが
 炭酸泉のほうが名前からお湯をイメージできるので、私は旧名称のほうが好きです。
 その炭酸泉で有名なのが飛騨小坂の温泉。その1つ、下島温泉です。

 

 ここは数回訪れています。小さな民宿が2軒あるのですが、大きな立ち寄り入浴施設も出来ました。
 民宿と立ち寄り施設、お湯はまるで違うので、関心のある方は両方入ってみてはいかがでしょうか。
 私が泊まった民宿「朝六荘」は2つの泉質が楽しめます。
 両方とも鉱泉なので沸かしているのですが、源泉が出てくる蛇口もあるので
 熱かったら冷えた源泉で薄めることが出来ます。
 ここの炭酸泉は、明治時代には瓶詰めサイダーとして出荷されていたということですが
 ペットシュガーを持っていけば当時と同じ味のサイダーを楽しむことも出来ます。

 

さて、こちらは公営の施設「ひめしゃがの湯」の浴室です。
こちらはボーリングされて噴出した鉱泉で、宿のお湯と違って鉄が含まれているのでオレンジ色です。
キシキシした鉄泉特有の肌触り、タオルも赤く染まってしまうくらいの強烈な色です。
炭酸も含まれているので、温まり方は半端ではありません。

 

こちらは玄関の近くにある飲泉所。灰色のお湯に見えますが、
周囲への温泉成分の沈着は凄いものがあります。
味ははっきり言って、美味しくはありません。
炭酸の渋みと鉄くささが混じりあった、なんとも言えない味です。
鉄を多く含む鉱泉の場合は、飲みすぎると催吐作用が出ることがあるので、
胃腸の弱い人は心もち少なめに飲むようにしたほうが、いいかもしれません。

 

目の前の川では釣りも出来ます。このあたりに宿泊する人は、ハイキングや釣りが目的の人が多いようです。
夜は川のせせらぎや虫の声しか聞こえない静かな環境。周囲は山です。
今でこそインフラが整備されていて車で楽に来ることが出来ますが
昔は瓶詰めされたサイダーを運んでいくのも重労働だったことでしょう。
コップに注がれた炭酸を飲みながら、昔の人の苦労に思いを馳せたいものです。

【最終訪問】
 2006年2月

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