玉梨温泉 (たまなしおんせん)

【交通】
 車:磐越自動車道会津坂下ICより国道252号線を只見方面へ進み
    国道400号線にあたったら左折します。
    国道沿いにある「恵比寿屋旅館」さんの横の橋を渡ってすぐ。
    駐車スペースはありません。すぐ横は民家です。
    どこか周辺であいているスペースを探しましょう。ICからは約40KM。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 1箇所「玉梨温泉共同浴場」

 @玉梨温泉共同浴場
    福島県大沼郡金山町玉梨湯ノ上2781-1 電話なし
    立ち寄り入浴時間 不明  200円

【宿泊施設】
 「旅館玉梨」と「恵比寿屋旅館」がある。
 共同浴場のすぐ近くの「せせらぎ荘」は宿泊はできない。

 金山町公式サイト
 金山町商工会公式サイト 宿泊案内
 

【泉質等】
 ナトリウム炭酸水素塩塩化物硫酸塩泉。源泉温度は45度。
 浴槽の底は見えるくらいの濁り方。ツルツルでもヌルヌルでもない、さっぱりした感触。
 42〜43度くらいに感じられる。湯量多し、炭酸の渋みを感じる。金属臭。

【効能】
 創傷、火傷、慢性皮膚病など。皮膚に効能が高いようだ。

【共同浴場の風呂】
 男女別の内湯のみ。石造りの浴室、浴槽でお湯が静かにかけ流し。
 3人も入ればいっぱいの大きさの浴槽。
 シャワーやカランなどは無い。脱衣所も勿論男女別。


 以前この共同浴場の近くの「せせらぎ荘」さんで立ち寄り入浴したのです。
 そのすぐ近くに共同浴場があるのを当時は知りませんでした。
 せせらぎ荘さんのお湯も大変気持ちよく、それだけでも大満足でしたが
 やはり共同浴場があるからには一度は入ってみなければ、と
 再度行ってみることにしました。

熱いお湯が溢れる
せせらぎ荘のお風呂

 


せせらぎ荘すぐ近く
 看板も出ていないし小さいし、民家の横にひっそりと佇む共同浴場は
 探してくれるなと言っているかのようです。
 でも共同浴場のすぐ近くに公衆トイレもあったりしてびっくり。
 共同浴場はおそらく普段利用する人が交代で管理したりしているのでしょうが
 この公衆トイレもそうなのでしょうか。

 

 このあたりは混浴の、本当に昔ながらの共同浴場が多いのですが、ここは別浴。
 でも中の広さを考えると、おそらく以前は混浴だったのでしょう。
 しかし何らかの事情で別浴にした、その際浴室の中心に壁を作って
 男湯と女湯を分けたのだと思います。
 塩原温泉の共同浴場「むじなの湯」などもそのパターンです。
 異性を気にしないでのんびり入れるのは気楽でいいですが
 どうしても浴室が狭くなってしまう。まあでも仕方ないですね。

 


せせらぎ荘湯出口
 小さな浴槽ですが、お湯は本物という感じです。
 浴槽のすぐ横に湯出口があって、そこから絶えずお湯が注がれています。
 源泉はすぐ裏。フレッシュなお湯が川の音をBGMに音も無く溢れていきます。
 せせらぎ荘のお湯よりも見た目の色や濁り方が薄い感じがしましたが
 口に含むと炭酸の強い渋みを感じ、やはり濃いお湯なんだな、と実感しました。
 小さい共同浴場は圧迫感を感じる人もいるかもしれませんが
 何故か妙に落ち着く感じがして、居心地良く感じる人もいます。私は後者。
 私は広くても狭くても、雰囲気さえ気に入れば満足してしまう人間なのですが
 ここは私の良しとする鄙びた共同浴場の雰囲気をしっかりと備えていました。
 そうなると多少小ぢんまりしているくらいのほうが良かったりします。
 それになんと言ってもお湯が良いので、これだけでも大満足でした。

 

以上、2004年3月訪問


久しぶりに大好きな玉梨温泉を訪れてみました。
今回は宿泊も兼ねているので、ゆっくりと堪能できます。
左は川の向かい側にある宿から見た共同浴場。
相変わらずの佇まいで、嬉しくなりました。

 

中も変わらず、いい感じです。
源泉がドバドバと注がれています。
手を突っ込んでみると、ぬるめでちょうど良い温度。
しかしながら、入ることはできませんでした。なにしろ虫がすごくて。
玉梨のお湯は炭酸が多く含まれているので、ただでさえ虫が寄ってきます。
特に今は夏、虫の活動が最も活発な季節です。
どうしてもたくさん入りこむことになり、入浴は断念せざるをえませんでした。

 

そういう点では残念であったのですが、お湯はやはり良さそう。
しばらく人が入っていなかったようすで、
お湯の表面にはカルシウムの膜らしきものがありました。
変わらず湧き続けてくれるお湯に感謝するとともに、
今度は虫のいない季節にくるぞー!と決意を新たにいたしました。

 

さて、今回宿泊したのは玉梨の川の向かい側にある、
「恵比寿屋旅館」さんです。
この宿は八町温泉の共同湯の隣にあるのですが、
お湯は玉梨から引いてきています。
宿の近くの橋から撮った写真ですが、玉梨共同湯と同じように、
排湯のあたりがオレンジ色になっているのがわかりますでしょうか。

 

宿には男女各々の内湯と露天、そして貸切の露天風呂があります。
まずは内湯。濁ったお湯がなみなみと注がれて溢れています。
床はタイルですが木枠の浴槽で、なかなか風情あり。
光に映えるこの色がたまらなく濃そうでいいですね。
やはり玉梨共同浴場よりも、キシキシした感触と炭酸の渋み、
そして強い炭酸臭と金属臭を感じます。
こちらのほうがお湯をたくさん使っているからでしょうか。

 


窓からは玉梨共同湯が見える
露天は引きがとれなくて、一部しか写りません。
内湯から続いており、内湯と同じお湯が注がれています。
お湯の濁りが強く底が見えないので、浴槽に入る時に注意。
いきなり深くなったりします。
窓には虫除けの網が張られているので、
ここではゆっくりとお湯を楽しむことができました。

 

成分が濃いので、浴槽のふちはこんな状態に。
まるでサルノコシカケのように成長しています。
お湯はぬるめではありますが、これだけ濃いのでよく温まり、
出た後はぽかぽかになります。
ゆったりと長く入れるのも、魅力ですね。

 

こちらは貸切の露天樽風呂です。3つ並んでいます。
本当に野趣溢れる露天で、川を眺めながらのお風呂。
ですがここも虫の襲来にあって、入ることはかないませんでした。
やっぱり炭酸泉だ、すごいなあ。

 

この露天の上に、黒いパイプが川を渡っているのが見えますね。
玉梨からのお湯だというのが、よくわかります。
しかし配管から直接丸太の浴槽に注がれるというこの構図、
とてもダイナミックでびっくりでした。
ここも寒くなってからまた来ようかな。

 

チェックアウトの時に、オリジナルの団扇をいただきました。
ちゃんと竹の骨のやつですよ。かわいいメダカの絵です。
今年の夏は暑さが半端ではなかったので、愛用させていただきました。
相変わらずのいいお湯を1泊2日にわたって堪能出来て、
心から大満足いたしました。

 

【最終訪問】
 2007年8月

 

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