蓼科温泉(たてしなおんせん)

【交通】
 車:中央自動車道諏訪ICより国道152号線を蓼科高原方面へ進み、
    途中でビーナスラインに入る。
    蓼科温泉の宿や店がたくさん集まっている場所に出るので、
    そのちょうど中心あたり、車道の右方向に共同湯がある。
    車道沿いに、小さな案内看板あり。駐車スペースあり。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 1軒「蓼科温泉共同浴場」

 @蓼科温泉共同浴場
    長野県茅野市北山4035-170    0266-67-2100
    立ち寄り入浴時間 8:30〜22:00 400円 年中無休

【宿泊施設】
 リゾート地なので、周囲にたくさんある。
 立ち寄り入浴を受け付けていない宿もあるので、立ち寄りの際は事前に問い合わせを。

 @蓼科温泉旅館組合公式サイト

【泉質等】
 酸性ナトリウム塩化物硫酸塩温泉。源泉温度は62.2度。
 無色透明無臭で、酸っぱい味。しっとりとした感触のお湯。

【風呂の様子】
 共同浴場は男女別の内湯のみ。5〜6人入れる大きさの浴槽に掛流し。
 カランもシャワーも温泉。
 宿の立ち寄りは「小斉の湯」のみ入浴。男女別の内湯と露天、混浴露天がある。
 「仇討温泉」なる、女湯脱衣所から男湯が丸見えの露天もある。


高級リゾート地という印象のある蓼科高原にある温泉です。
温泉を引いている宿もたくさんあるのですが、
地元の人の為の共同浴場だって、ちゃんとあるのですよ。
表通りから少し横道に入った場所に、ひっそりとあります。
その控え目な佇まいが、とても私の好みです。

 

控え目な外観ではありますが、お湯はかなりの実力派。
もうもうと湯気がたちこめる浴室には、お湯が溢れる音が響きます。
新鮮なお湯のいい匂い。これは期待できそうです。

 

浴槽からはどんどんお湯が溢れています。
無色透明のお湯は、口に含むととても酸っぱい味。
酸性のお湯でお肌に優しく、湯上りにはとてもしっとりした感触になります。
お湯の温度は熱めですが、割合すんなりと入れました。

 

湯出口からは不規則にお湯が溢れ出てきます。
きっとポンプアップではなく、自然湧出なのでしょう。
時々どばっと音をたててお湯が叩きつけられるように出る様は、
なかなか見ていて爽快なものでした。

 

この湯出口の中にある、源泉のパイプ。
この写真で見ても、かなりの量が出ていますね。
新鮮なお湯がこのようにどんどん供給されていて、
とても質の良い温泉が楽しめる共同浴場。
温泉宿に宿泊している人でも、入りにくることもあるようです。

 

さて、宿にも一軒寄ってみることにしました。
共同浴場から車で数分離れた場所にある「小斉の湯」。
玄関から少し離れた場所に駐車場があるのですが、
その横にある川沿いに、左写真のような氷の芸術品が!
実はこれ、「小斉の湯」さんが、毎年冬になると作っているんだとか。
夜になるとライトアップされるそうで、さぞかしきれいだろうなあ。

 

ここにはいくつかのお風呂があります。
まずは男女別の内湯。
タイル張りの浴槽に、無色透明のお湯が静かに掛流しです。
ここのお湯は共同浴場と同じく、酸性で酸っぱいお湯。
酸性が強いので、細菌は生きられず、消毒不要だそうです。
肌触りはやはりしっとりとした感触です。

 

内湯の他には、露天が数箇所。
この渡り廊下を歩いていくと、それらがあちこちにあります。
どのお風呂も同じお湯が使われているそうで、
湯量の豊富さをうかがわせます。

 

まずここは「見晴の湯」。
名前の通り、このお風呂からはとてもいい眺望が臨めます。
蓼科自体が高い場所にあって眺めがよく、
更に高い場所にお風呂を作って、周辺が一望できるようになっています。
このお風呂は混浴で、いくつかある露天の中では、一番低い場所にあります。

 

そして女湯の露天なのですが…。
これがこの宿の名物となっている、「仇討の湯」です。
なぜ仇討か?というと、実はここの脱衣所からは、
先ほどの「見晴の湯」の様子を、覗き見ることができるのです。
女も見られるばかりではなく、見ましょう!ということで「仇討の湯」。
それにしても、未だに女湯を覗く人なんて、いるんですかねえ。
ごくたまに、新聞記事になったりしているようなので、いるんでしょうかね。

 

しかしそれ以外は、ごく普通の露天です。
浴槽が2つに仕切られており、熱めとややぬるめとなっています。
脱衣所から見晴の湯を見下ろせるわけですから、
こちらの方が高い場所にあり、とてもいい眺め。
まだ雪が残る季節、高台に吹きつける風は冷たく、
そんな中で入る温泉は最高でありました。

 

こんな感じで、お湯が注がれ続けています。
「仇討の湯」という名前と、そのアイデアがとかく注目されがちですが、
お湯は単純に素晴らしく、露天からの眺めもとてもいい。
ごく普通の温泉として入りに来て、楽しめればそれでいいと思います。

 

もう一つの露天「岩間の湯」です。ここも混浴。
この露天だけは、山側に建っているので、他の露天のような眺望はありません。
でも気持ちよさは変わらないので、ゆっくりと入らせていただきました。
リゾート地蓼科の温泉は、遊び疲れた人にも、ゆっくりと休日を楽しむ人にも、
蓼科の思い出作りのお手伝いをしてくれるような、とてもいいお湯でありました。

 

【最終訪問】
 2007年2月

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