蔦温泉(つたおんせん)

【交通】
 車:東北自動車道青森ICより国道4号線、103号線を南下、
    奥入瀬渓流方面へ進み約44〜45KM。
    宿の前に大きな空き地があり、駐車場所は問題なし。

 マピオンでの周辺地図    

【共同浴場】
 なし。

【宿泊施設】
 1軒宿「蔦温泉旅館」

 @蔦温泉
   青森県北上郡十和田湖町奥瀬字蔦野湯1
   0176−74−2311
   立ち寄り入浴時間 9:00〜19:00 400円

【泉質等】
 硫酸塩泉。無色透明、無味無臭。
 源泉温度47度。

【効能】
 婦人病、胃腸病、神経痛、創傷など。

【風呂】
 男女別内湯各2。時間帯により男女が入れ替わる。
 どちらも大きな浴槽で天井が高く、内湯だが開放感のあるお風呂。


 

蔦温泉に初めて行ったのは数年前。
私は旅行に行っても朝が早く、行動を開始するのが早めなのですが
この時は朝7時頃に蔦温泉に到着してしまいました。
早すぎて立ち寄り入浴できず残念無念と先を急いだのです。
次の年にリベンジ、と今度は立ち寄り入浴時間を再度確認して訪れました。

 


 宿の建物は木造で、とても趣のあるものです。
 大正時代に建てられたそうですが、入口にかけられている
 彫刻や、サッシではなく木枠の窓、磨きこまれた廊下。
 どれをとっても味わい深く、周囲の景色とよくマッチして
 本当に良い雰囲気。

 

建物だけでなくお風呂場も大変風情がありました。
私がこのとき入ったのは、壁も浴槽も木作りのお風呂。
浴室の引き戸を開けるとそこは少し高い場所になっていて浴室まで降りる数段の階段があります。
浴室の床は石ですが、大きな浴槽からお湯がこんこんと流れ出しており、冷たさは全く感じません。
浴室の奥に木でできた大きな浴槽。ちょっと熱めのお湯です。
ゆっくりと入って体のあちこちをお湯の中で伸ばしました。
泳げるくらいの大きさ、本当にゆったりと入れます。
お湯は浴槽の底から湧き出ており、常に静かに流れ出しています。
天井が高く、お湯に浸かりながら思わず上を見上げてしまうほど。
薄暗い照明もまた雰囲気作りに一役かっているようでなかなかでした。

 

近くには奥入瀬渓流があります。渓流沿いの散策路もあり、多くの観光客で賑わっています。
夏でも水辺特有のひんやりとした空気で満たされ、本当に美しいところでした。
春の新緑、秋の紅葉と観光的な要素も十分。
近くには他にも有名な温泉も沢山ありますので、温泉めぐりをするにもよいところです。
多くの観光客が訪れるのに、静寂さを保っている温泉宿。
静かにお湯の流れる音を聞きながら、じっと目を閉じていると、本当に心が安らぎました。
これからも静かな温泉であり続けて欲しいと思います。

 

【最終訪問】
 2002年9月


上記を書いてから、しばらくご無沙汰していた蔦温泉。
宿というのはどこでも、賛否両論意見が分かれるものですが、
この蔦温泉に関しては、宿泊した人などからも、否定的な意見を聞いたことがありません。
お湯がいいことは既に経験済みですが、まだ入っていないお風呂もあるし、
今回は宿泊してみることにしました。
趣のある玄関、全く変わっていません。

 

私が今回宿泊したのは、旧館の部屋。
この宿は、山の斜面に沿って作られているため、長い階段があります。
ぴかぴかに磨き上げられた階段を、えっちらおっちらと上りました。
私は数回の上り下りで済みますが、宿の人は毎日です。
食材とか荷物とか・・・大変ですね。
でも一度上り下りしたら、慣れました。
あくまでも、体だけでの上り下りの話ですが。

上から見下ろした階段

 

部屋はとても落ち着いた造りで、窓を開けると山の空気が涼しい。
普通のタオルの他に、貸しバスタオルがありました。
この写真では写っていませんが、蔦の葉のマークが入っています。

 

さて、お風呂。蔦温泉には3箇所のお風呂があります。
男女別の内湯が2箇所、男女交代制のお風呂が1箇所。
やはりきれいに磨きこまれた廊下を通って、
まずは男女別のお風呂「泉響の湯」へ行ってみました。

 

おお、変わっていない!数年前と、全く変わっていません。
木枠の大きな浴槽、底から湧き出る源泉。
ツルツルする肌に優しい感触も同じです。
お湯は相変わらず豊富で、浴室の床を静かに濡らしています。

 

ここには立ちシャワーブースが1箇所ありますが、
それ以外にはカランなどは全くありません。
体や髪を洗うのは、この湯壷。ここも勿論温泉です。
滾々とお湯が溢れており、ここからお湯を汲んで洗います。
いくらでも湧き出てくるので、贅沢にお湯を使っても大丈夫。

 

浴槽から浴室入り口を眺めたところです。
この適度な暗さが、とてもいい。
ここには窓がないので、昼間でもこんな暗さです。
雰囲気抜群、お湯抜群のお風呂です。

 

もう1つの、時間交代制の「久安の湯」。
こちらのほうが「泉響の湯」よりも証明が明るいです。
ここも浴槽の底から、無色透明のきれいなお湯が溢れています。
この浴室は、浴槽も床も全部が木で造られており、
とても温かい感じのするお風呂です。
これはお風呂の入り口から浴槽を写したものです。

 

これは浴槽からお風呂の入り口を写したもの。
ちょっと写真が暗いですね。
でも、雰囲気は伝わりますでしょうか。

 

こちらもカランなどは一切なく、ここからお湯を汲んで洗います。
こちらも底からお湯が湧いてきており、
使っても使っても、どんどん溢れてきます。

 

浴槽から溢れ出て、木の床を伝っていくお湯。
適温の優しいお湯に体中包まれて、本当に幸せな時間を過ごしました。
もともとがとても良いお風呂なので、数年ぶりに訪れてみて、
全く変わっていなかったことが、本当に安心できました。
「これからも静かな温泉であり続けて欲しい」と数年前の私が書いていますが、
その通りであり続けてくださったことに感謝します。

 

今回宿泊してみて、やはり立ち寄りではわからないことは沢山あるものだと感じました。
何故ここに宿泊した人たちが好意的な意見しか言わないのかが、
私も宿泊してわかったように思います。
でも、立ち寄りだけでもいいお湯は存分に楽しめますので、
お近くを通りかかったら、是非とも寄ってみていただきたい温泉の一つです。

 

【最終訪問】
 2006年9月

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