薬研温泉郷(やげんおんせんきょう)

【交通】
 車:むつ市中心地より国道279号線を大間方面へ進み、
    途中県道4号線を左折。以後表示の通りに進む。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 3軒「かっぱの湯」「夫婦かっぱの湯」「隠れかっぱの湯」

 @夫婦かっぱの湯
   青森県下北郡大畑町大字大畑字赤滝岩1-3    0175-34-2008
   立ち寄り入浴時間 8:00頃〜19:00頃(季節によって時間が変わるので要確認)
   200円 冬季のみ火曜日休みとなるので、こちらも要確認
 @かっぱの湯
   夫婦かっぱの湯のすぐ近く。常識の範囲内での時間で入浴。無料。
   水曜日は有志の清掃日となる。
 @隠れかっぱの湯
   上記地図参照。川っぷちにあり、トンネルの近く。探してください。
   常識の範囲内の時間で入浴。無料。
   有志の清掃日は未確認。 

【宿泊施設】
 数軒の宿がある。

 @大畑町薬研温泉郷のページ
 @薬研荘  ← 湯でたこはここに宿泊

【泉質等】
 単純泉。源泉温度は67.2度。
 無色透明無味無臭、さっぱりとした肌触りのお湯。

【効能】
 神経痛、筋肉痛、関節痛など。

【風呂の様子】
 「夫婦かっぱの湯」は男女別の露天のみ。
 タイルと岩の細長い浴槽が、川に沿って造られている。
 「かっぱの湯」は混浴。岩とコンクリートで造られている。
 「隠れかっぱの湯」は、タイルとコンクリートでしっかりとした浴槽が造られている。
 どこも体を洗ったりする場所はないので、そのつもりで。

 「薬研荘」のお風呂は、男女別の内湯。
 2〜3人くらい入れる浴槽と、洗い場。掛流しで丁度良い温度のお湯。


下北半島の上部真ん中あたりに位置する薬研温泉郷。
何故この名前なのか?というと、お湯の湧出口が薬研にそっくりな形だったことから。
こんな奇妙な形をしているなんて、とても不思議。
その薬研温泉郷は、薬研温泉と奥薬研温泉からなっています。
薬研温泉は400年前に発見され、奥薬研温泉は更に古く1200年前。
この歴史ある温泉には、3箇所の共同湯があります。
まずは有名どころ、「かっぱの湯」。広い駐車場があって、その近くにあります。

 

駐車場から階段をおりていくと、川沿いにこのような立派なお風呂が。
コンクリートで出来ており、とてもしっかりしています。
浴槽のふちには、かっぱの像まであって、
私が以前来た時にはキュウリが供えられていました。
ここは混浴。隠れる場所もなく、お湯も透明なので、
苦手な人はちょっと入りにくいかな。
でも緑に周囲を囲まれた中での入浴は本当に気持ちがいいので、
とてもおすすめのお風呂です。
お湯は熱めでツルツル、さっぱりした感じ。湯面にうつる緑がきれいですね。

 

どうしても混浴は苦手・・・という方は、ちゃんと男女別のお風呂もあります。
「かっぱの湯」から少し行ったところにある「夫婦かっぱの湯」。
こちらは有料ですがきちんと男女が分けられており、
同じように渓流を眺めながら、気持ちのよいお風呂が楽しめます。
有料といっても、たった200円。安いものです。

 

このようなかわいいかっぱの絵が掲げられています。
そもそもなぜかっぱなのか?というと、やはりかっぱ伝説があるのです。
恐山を開山した慈覚大師円仁がこのあたりで大怪我をした際、
かっぱが円仁を蕗の葉でくるんで湯に浸けて傷を治したとのこと。
恐山の開山が862年ということなので、この時のお湯は
奥薬研温泉のお湯だと思われます。

 

お風呂はこのように、やはり立派なもの。
川の流れに沿って、横に長くのびています。
男女の仕切りの壁のところからお湯がざあざあと流れ出し、
浴槽を静かに流れていきます。
目の前は薬研渓流の美しい流れと、山の緑。
すがすがしい山の空気を吸いながら、いいお湯に浸かれて、
とてもさわやかな気分になれます。

 

男女仕切り壁の上には、このような仲睦まじい夫婦かっぱ。
なんか微笑ましいですね。
「黄桜」のCMのかっぱ家族を思い出してしまいました。

 

さて最後の「隠れかっぱの湯」ですが、これは位置的には奥薬研になります。
名前のとおり、道のすぐ横にあるのに、なかなか見つけにくい。
でもこのように立派な浴槽が作られています。
あまりに浴槽がしっかりしているので、宿の跡地か?と思っていたら、
全部有志の手作りなのだとか。すごいです。
こちらも有志の方々が維持管理してくださっている場所なので、
しっかりとマナーを守って入らせていただきましょう。

 

薬研温泉に一泊したかったのですが、
どうも薬研温泉というのは、料金が高めのところが多い。
色々探したら、ちゃんと温泉の民宿で、リーズナブルなところを発見。
ここ「薬研荘」さんに宿泊させていただいたのですが、
大変いいお宿で大満足でした。

 

宿の愛犬「シロちゃん」です。
車が到着すると、興味深げにずーっとこちらを見ていました。
それなのにカメラを向けると、そっぽを向いてしまうので、
こんな写真しかありませんでした。

 

宿は小さいけれど、とても清潔に管理されています。
立ち寄り入浴については確認できなかったのですが、
清掃時間以外はずっと温泉が流れているので、
おそらく大丈夫だと思います。
ただし冬季は休業になります。

 

2〜3人入れるくらいの大きさながら、掛流しの薬研の湯。
丁度良い温度で、浴室中にお湯のいい匂いが充満しています。
無色透明のツルツルするお湯、少し入っているだけで体の芯まで
しっかりと温まります。
はるか昔に慈覚大師を救った、薬研の湯。
1000年以上たった現在でも、下北半島の厳しい冬を乗り切るのに
大きな救いとなっています。

 

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