湯浜温泉(ゆばまおんせん)

【交通】
 車:東北自動車道築館ICより国道4号線を経由して398号線を小安峡方面へ走る。
    ICからは約45KM。398号線沿いに、駐車スペースがある。
    そこに車を停め、10分ほど山道を歩く。
    特に険しい道ではないが、スニーカーくらいが望ましい。

    マピオンでの周辺地図

【共同浴場】
 なし。

【宿泊施設】
 1軒「三浦旅館」

 @三浦旅館
    宮城県栗原市花山字本沢岳山1-11    090-8925-0204
    立ち寄り入浴時間 7:00〜19:00 500円(露天風呂・内湯込みの料金で40分以内)
    冬季休業

【泉質等】
 内湯は単純泉、源泉温度は57.5度。露天は単純硫黄泉、源泉温度は61度。
 無色透明無味無臭で、ツルツル感の強いお湯。
 内湯の底には白い糸のような湯の花が、沢山見られる。

【効能】
 胃腸病、神経障害、皮膚病など。

【風呂の様子】
 露天は宿まで行く道の途中にある。脱衣所はあるが、混浴。
 内湯は男女別、木枠の浴槽。照明はランプ。
 浴槽の横に樋があり、そこから源泉が注がれる。


国道398号線沿いには、いくつもの鄙びた温泉宿があります。
その中の一つ、湯浜温泉。
随分前に一度訪れているのですが、近くを通ったので寄ってみました。
トンネルを抜けて少し走ると、「湯浜温泉」の看板の掲げられた
駐車場が見えてきます。

 

その駐車場の横には、このような看板が。
実は湯浜温泉は、車で宿の前にはつけられない温泉なのです。
駐車場を下りてからは、10分ほど山道を歩くことになります。

 

こんな感じの山道で、多少のアップダウンがあります。
特に駐車場から川沿いの道までは、それなりの角度の下り道。
この日は小雨が降っていたので、滑らないかとヒヤヒヤしました。
右のような橋を渡って、さらに川沿いの道を歩いていきます。
近くの岩に「あと3分」と書かれていますが、もう少しかかります。

 

道を進んでいくと、硫黄のような匂いを感じ出します。
道沿いに看板があって「硫化水素ではありません」との表示が。
どうぞ安心してください。

その看板のすぐ近くの川沿いに、このような露天風呂が!
このお風呂、宿に到着する前に発見できてしまうのですが、
やはり宿がきちんと管理しているお風呂なのです。
料金を支払ってからでないと入れませんので、
必ず先に宿に寄って料金を支払うようにしてください。

脱衣所はありますが、このお風呂は混浴です。
また、宿までの道からはしっかり見えますので、入る方はそのつもりで。
私は時間と天気の都合で入れませんでした。次回は是非とも入りたいものです。

 

さらに道を歩いて宿に到着。
こんな山の中なのに、とても大きく立派な建物です。
幕末にこの温泉が発見されてから、ずっとこのお湯を守り続けて、
現在のご主人に至ります。
玄関先ではレトリバー犬のコロンちゃんがお出迎え。

 

コロンちゃんは人懐こく、お客さんを見ると寄ってきます。
私が行った時には、雑巾を咥えて擦り寄ってきました。
足を拭いて上がれということか?と一瞬頭を悩ませたのですが、
ご主人によると、遊んで欲しいということなのだとか。
側には寄ってきますが決して吠えることなく、
とても可愛らしいワンちゃんです。

 

料金を支払って、男女別の内湯へ。
男湯も女湯も造りはほぼ同じで、左右対称となっています。
床は石ですが、浴槽は木。底にはスノコのようなものが敷かれています。
底に白いものが所々たまっているのが見えますでしょうか。
実はこれは湯の花で、仕付け糸のしろものように、絡み合って底にたまっています。
お湯は熱めで、ツルツルする感触の強いもの。
肌触りは抜群で、本当に入っていて気持ちいいお湯でありました。

 

女湯には、このように浴槽の横に樋があります。
ここを源泉が流れてきて、浴槽に注がれるのですが、
樋に貯まった湯の花が、時々するっと浴槽に入っていくさまは、
まるで流しそうめんのようでした。
樋に顔を近づけると微かに硫黄の匂いのようなものが感じられ、
とても幸せな気分に。
暗めの照明も私好み、お湯だけでなく雰囲気もとても気にいりました。

 

湯上りの待ち合わせに使える、囲炉裏つきのロビー。
ここは待ち合わせなどの短時間の利用に限られますので、
ゆっくりと休憩したい方は、別料金で部屋を利用することになります。
客室の照明はランプのみという、山奥の宿。
国道が近くを通っているのが信じられないくらいです。
日中でも静かな、山間の温泉宿。
いいお湯と静けさを求める方には、うってつけの温泉です。

 

【最終訪問】
 2006年9月

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