湯野川温泉(ゆのかわおんせん)

【交通手段】
 車:東北自動車道青森ICより国道4号線、279号線、338号線を陸奥湾に沿って走り
    川内町で県道へ折れる。海岸から内陸を目指すような感じ。
    ICからは約150KM。大間町から行く道もあり、冬季は天候によっては
    どちらも閉鎖されてしまう可能性がある。
    駐車スペースは問題なし。

    マピオンでの周辺地図   

【共同浴場】
 1箇所「濃々園」

 @濃々園(じょうじょうえん)
    青森県下北郡川内町湯野川    0175-42-5136
    立ち寄り入浴時間 9:00〜19:00 300円 火曜日定休

【宿泊施設】
 旅館・ホテルが3軒。

 川内町公式サイト

【泉質等】
 単純泉。源泉温度は55度。
 無色透明、無味無臭。

【効能】
 神経痛、筋肉痛、疲労回復、健康増進、慢性消化器病など。

【共同浴場の風呂】
 男女別の内湯と露天か1つずつ。いずれも掛流し。
 最近新しく建てかえられたので、まだ新しい。
 露天は前を流れる川と同じ高さで、10人以上入れそうな大きなもの。
 内湯は石造りで清潔な浴室。シャワーなども完備。


 下北半島の内陸にある静かな静かな温泉地です。
 私が行ったのは冬だったのですが、大間からの道が通行止めになっており
 半島の先端をぐるっと大回りしてようやくたどり着きました。
 県道は舗装されていたのですが、途中殆どすれ違う車もなく単独で静かなドライブとなりました。

 

 数年前に建てかえされた「濃々園」は、大変きれいな建物です。
 建てかえされる前は、川沿いに小さな湯小屋が建っており
 その中に混浴の小さな石の浴槽が1つぽつんとあるようなところだったらしい。
 水上勉の「飢餓海峡」の舞台ともなったところで、映画の撮影でも使われました。
 ロビーにはその映画の場面の写真が飾られており、それを見る限りでは
 かなり鄙びた、私好みの湯小屋であったようです。
 きれいな建物もそれはそれで悪くないのですが、この湯小屋の時代に来てみたかったなあ。

 

 でもお湯は湯小屋の頃と同じお湯です。
 新しいきれいな浴室の四角い浴槽には、きれいな適温のお湯がなみなみとあふれています。

 

 内湯もいいのですが、露天風呂が大変気に入りました。
 この建物は河原沿いの段差に建てられているので、入り口は1階ですが河原のある高さはそれより下。
 この河原と同じ高さに露天風呂が造られているので、内湯から露天へは
 階段を1階分下りていくようになっています。
 露天の浴槽はT字形をしており、Tの頭の部分は建物の下にもぐりこむようになっていて
 そこが雨除けとなるので天気の悪い日でも大丈夫です。
 屋根のない部分でお湯に入りたければTの下にあたる場所まで出て行けばよい。
 さっぱりしたお湯で温度も丁度良く、「熱ければ水を使ってください」と長いホースがありましたが
 この日はそれを使わずに気持ちいい入浴を楽しめました。
 広い河原の向こうに川が流れています。この川が「湯野川」です。
 小さな川ですが、その川面と同じ高さのお風呂に入りながらその川を見つめるというのも
 なんとなく奇妙でした。
 大雨で川が増水したりしたら、この露天にも水が流れ込むのでしょうか。

 

 温泉めぐりをしていると、色々な地方へ行きます。
 静かな、何もないところを訪れることも少なくありません。
 しかしこの湯野川温泉の何もなさには、本当にびっくりでした。
 周囲を山に囲まれているというシチュエーションは今までもさんざん見てきたのですが
 ここほど良くも悪くも孤立感を感じさせてくれる温泉は今までなかったです。
 ちょっと走れば街に出るんですが、この静けさはなんでしょう。
 民家が殆ど見当たらないからかもしれません。生活感の欠如というのでしょうか。
 日常を忘れて、無に浸りたい時にぴったりの温泉かも、と思いました。

【最終訪問】
 2003年12月

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